何故、PC黎明期なのか

不定期コラム Vol.554
2002/01/21作成


その時その時で自分に興味ある分野にシフトしてワワッとやって
来たわけですが、ここのところ、ハマっているパソコンの歴史関係
は相手が膨大なだけに、短期にパパッという訳にはいきそうもあり
ません。

インターネットを調べて見ると、目標とする各年毎のトピック
をまとめたサイトもあるので、敢えてやらなくても、という考えもある
のですが、自分の中の頭の整理が終わっていないので、もう少し
やってみようと思います。

手順としては、当時の各メーカーの機種毎のページを作り、それを
積み重ねた上で、次に各メーカーの競争における戦略をまとめ、
最終的に何年に何があったか、を整理したページを作りたいと現時
点では考えています。

調べて困ることは、例えば日本の最初のパソコンについての意見が
分かれていることです。TK-80というキットではなくて、精工舎のマシ
ンの名が上がっているようですが、どの程度のものだったのか、とか
調べるのがなかなか骨です。

本当は8bit機は無視して16bit機からにするつもりでしたのですが
16bitの圧倒的なPC-9801時代の基盤となったPC-8801をやはり
理解しておかないといけないようです。FMVで大攻勢が成功する
まで伸び悩んだ富士通の二転三転の製品戦略、一時は成立した
NEC、富士通、シャープの三国時代、とか、それなりに面白いネタ
なので。

「PC創世記」はNECやMSの動きには詳しいのですが、富士通や
シャープにはあまり触れていません。とりあえず富士通のモデル
から調べ始めて、日暮れて道遠し、って感じです。うーん。

8bitの富士通のFM-8は大学の寮の相部屋だった時の先輩の愛機
でした。個人的な思い入れはありませんが、自分とパソコンの関わ
りという個人史の中ではやはり無視できません。もっともあの当時、
個人的に追っかけていたのは、激化するHY戦争の最中の度重なる
バイクのニューモデルのニュースではあったのですが。

とにかく、自分の中で一回ケリをつけるためには、やはりある程度の
内容をまとめてしまわないといけないようで。

ThinkPadと関係の無い記事が続くかもしれませんが、まぁお付き合い
ください。いずれは厚いPC98の壁を破るための挑戦の時代の歴史
にも進んでいくと思いますので。

考えてみると、最近は他社のマシンへの興味を失っています。VAIO
ノート資料館も放置してますしね。今と違って昔は比較対象となる
メーカーも少なく、あらゆるセグメント(市場)に向けて色々なモデルを
投入している訳ではなくて、各社の出す少ないモデルが各社の戦略
をストレートに反映しているので、各社の戦略が比較し易い気がします。


【お勧めサイト】
http://www.osaka-gu.ac.jp/php/oniki/noframe/jpn/lecture/gu-under/semi/semi23/98-99/stdn1998/96e0103.html
 国産パソコンの歴史
http://www.sol.dti.ne.jp/~osg/history/japan/historyjapan.html
 パソコン日本史
http://www.kahaku.go.jp/special/past/jyoho/ipix/index.html
 「情報世紀」の主役たち
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley/7384/index.html
 PC−100博物館

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