前回探していたのは
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/20010716/gyokai09.htm
大河原克行の「パソコン業界、東奔西走」
第9回:シェア2位に甘んじるNECに、起死回生策はあるか? でした。
NECとソニーのつばぜり合いの様子は
http://www.com-path.ne.jp/compath_eye/note.html
COM-PATH Homepage
なんかを見ているとヒシヒシ感じます。ソニーの各モデルの傾向については
http://pcgaz.nikkeibp.co.jp/pg/pcgaz/buy/col/2/index.shtml
PC-Gaz! パソコン、お値段の秘密
が面白いです。
で、前回NECにもう少し頑張ってね、と書いたのもどっかの記事を紹介
して、と思っていたのですが、例によって見つからないのでアバウトで。
結論から言うと、「繋ぐ」をキーワードに何から何まで自社で、いうのが
ソニーのやり方、そうでなくて他社とも共同して「繋ぐ」こをやりたいと
いうような話をNECの社長が言っていたようです。
IEEE1394の時のように1社だけ先走って搭載して後から規格が統一される
のを待つといったフライング気味のソニー流は嫌いです。メモリースティック
を梃子に自社の独占ネットワークを築きつつあるのも気にくいません。
記録メディアについては今はメモリースティックが優位気味ですが、まだ
ソニーの製品が主です。いかに早くソニー以外の会社からメモリースティック
より安く、しかも便利な具合になるように製品を提供できるかが将来を決める
ポイントです。うまくいけばβの二の舞も可能でしょう。そういう意味で、松下、
東芝にはSDカード/MMCで頑張ってもらわないといけません。、
NEC頑張れというのは、USBにしろ皆で盛り上げてきたやり方を踏襲している
からです。ソニーのようなハンパ者にもPC村の流儀を教えて皆で押しつぶす、
というのを期待しています。とりあえずはメモリースティックとSDカード両対応で、
将来は...といけばいいのですが、むろん家電メーカーがIEEE1394を止める訳が
ありませんし、USB2.0も搭載されないでしょう。DVはともかく、デジカメで現在
主流のコンパクトフラッシュ、スマートメディアがどれを次に使うかで勝負が決ま
るのではないでしょうか。
自社のプリンター部門をゼロックスに売却してようやく何でも自前、という路線
から協業という方向に向かいつつあるNECの今後に期待して。とは言え、ソニー
と協業されると困るんだけどねぇ。一寸先は闇だからこれもあるかな。今はトップ
も対抗意識が強いようなので、この筋は無いとは思いたいですけどね。何でも
かんでもソニーでどうぞ、というあの姿勢に天誅を食らわせる画期的な製品が欲
しいのだけど、とんがった製品はどちらかというとソニーというのが現実。先は長い
ねぇ、です。