今回の一連の作業はVAIOノートをしっかり把握して
ThinkPadと比較しようというのが発端でした。
PC WatchやZDNNも色々なキーワードで調べたのです
が、最終的に一番役に立ったのは以前クソみそに
けなしたASCII24でした。トップページからは検索
への行き方が判りませんが、ニュースの項に入った
ら上の方に検索用の窓がありました。ころころ変わ
るデータのURLといい、試行錯誤しているのは判り
ますが、もう少し安定していてくれているといいの
ですが。記事のアドレスを今後変更しないことを切
に希望します。
ソニーの新製品の情報はIBMほどメーカーのサイト
で公開されておらず、必然的に各ニュースサイトの
中を調べるしかありません。
特に公式サイトのサポートページに載っているモデ
ル名で検索して見つからない場合も結構多いので正
式な発売日が確認できないままのモデルも結構あり
ます。/BPという記号が付加されているのはCD-ROM
キッティングモデルなのですが、これがいつのまに
か追加されていたり、といったケースが多いです。
ThinkPadでも例えばTP600 2645-JRTというモデルは
製品カタログには名前が無いモデルですし、西暦20
00年対策のページにはうじゃうじゃと知らないモデ
ル名があいましたから、モデルが公開されない場合
があるというのはソニーに限ったことではないので
すけど。
ソニーの場合、最近は複数のシリーズの情報が入れ
替わり立ち代り公表されるので、どれがどれだった
かが非常に判りにくいなんてこともあります。ある
モデルが発売される前日に別のモデルの製品情報が
いつから発売予定で、として公開されたりとか。ま
た新モデルの投入の間隔がIBMに比べるとかなり短い
ので、何月だけで何日まで発表されない公式サイト
の情報しかないモデルが複数あって、どちらも同じ
月だったりすると、どちらが先?と迷うことになりま
す。しょせんコンシューマーの立場でしかないので
全てを把握できる訳ではないのは判っていますけどね。
また公式サイトの情報も少し首をかしげるような内
容のものがあります。例えばPCG-505G/A4Gというモ
デルは発売日が1998/01となっています。このモデル
はPCG-505GというモデルのHDDを2.1GBから4.3GBに
増強したモデルのように感じられます。505G/A4G自
体のカタログは登録されていませんが、上位モデル
の505GXと505GX/A4Gが同様の関係のようなので多分
間違えないでしょう。この505G・505G/A4GはMMX-200
のモデルでした。
1998/01頃の505には1998/02に発売された505EX・505X
というMMX233/166,HDDは共に2.1GBのモデルがありま
す。その前は1997/11に発売されたMMX-133の初代505
になります。IBMにどっぷりの私の常識からいけば、
周りのモデルが2.1GBのHDDしか搭載していなければ
そこにいきなり4.3GBのモデルがある訳がない、です。
1998/01を1998/10のタイプミスと考えるとつじつまが
合う気がします。1998/10にはi.LINK搭載,XGA,MMX266
の上位モデル505RXが登場しています。i.LINK+SVGA,
MMX266の505RS、i.LINKなし,SVGA,MMX233の505Rと3機
種ともHDDは4.3GBを搭載しています。残ったMMX200の
505GのHDDを4.3GBに載せ換えて新型と同時にスペシャ
ルモデルとしてカタログも作らずにさっさと処分した
というなら十分納得できる話です。西暦2000年対策ペ
ージを見ると505G/A4GのBIOSのバージョンは1998/10
発売の505RXと同じでした。505Gとは違っています。
ということで、505G/A4Gは1998/10だねぇと判断しました。
また公式サイトで99/01となっているPCG-505SX・505S
の発売日がWEBサイトの記事では505Sが99/01/30、505
SXが2/13発売となっていたりでどの数字を使うべきか
迷ったり、「発売」とは何か、で悩んだりしました。
直売モデルの場合では受注開始を発売ととるか、です
ね。どうも出荷開始をもって発売としているようです。
とまぁ、IBMの資料をまとめる時とは大分勝手が違い
ました。あ、別にバイオの悪口を言うための重箱の隅
をつついてみましたというのではなくて、こんな事が
あったよ、程度に受け取ってください。未知のものに
取りかかるとワクワクするのはいつものことなので。
おかげでTDL関係の更新が全部ストップしたままです。
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