Linuxは難しい(3)

不定期コラム Vol.274
2001/06/11作成

再びLinuxのブートディスクから起動して再インストールを
始めました。そのまま上書きでやりましたが、Windowsの時
のような上書きチェックもなく最初からスタートしました。

同じ手順でインストールし、ネットワークの個所はブランク
にしました。X Windowの設定になると今回は少しカスタムっ
ぽいインストールをしました。といって、ビデオカードの項
でLynxのそれらしいものを選んで、ディスプレイの周波数を
800x600 ,60hzにしたぐらいです。800x600の場合はフォント
は100dpiが推奨とあるので、それもお勧めの通りにしました。

一通りインストールが済んで再起動すると、見事にGUI画面が
出てきました。LinuxのGUI画面はまだ全然知らないのですが
よく名前だけは聞くGNOMEとかいうものをインストールの時に
選んだので、それになっていたようです。画面は普段TPi1157
のXGA画面に見なれた眼にはフォントがでっかく感じられまし
た。これはWindowsでも一緒なのかもしれませんが、フォント
のサイズを変えることでもうちょっと使える領域を増やせる
かもしれないと思いました。

マシンスペック的にはCeleron-300Aと128MBのRAMでどうなの
かは判りませんが、意外にGUIが重たく感じられました。

デスクトップ上にCD-ROMのアイコンがあるので、クリックす
るとドライブの中が見えます。そこでバンドルのアプリック
スのオフィスソフトをインストール事にしました。

ところが、setupをクリックしても何も動きません。そこで
マニュアルを見ると、管理者権限で、とまずあります。これ
はrootで入っているので大丈夫でしょう。インストールの
説明にはX Windowを起動させる方法はあるものの、最初から
X Windowsが起動している時にどうするかの説明はありませ
ん。display何とかとコマンドを打て、とありますが、どこ
で打てばいいのか、とかちんぷんかんぷんです。

GMOMEが駄目なのかとシステム設定かなんかを適当に触って
KDEを選択して再起動すると見た目はがらっと変わり、かなり
軽くなりましたが、SETUPが起動しないのは相変わらずです。

コマンド実行を何回かやってみたのですが、全然駄目です。

そのうち、デスクトップのGMONEのアイコンをクリックして
しまったようで、それ以降、KDEとGNOME、両方のアイコンが
デスクトップに居座るようになってしまいました。

というところまでが先週末の結果です。まだ音が出るのか、
とか、モデムが使えるのか、LANはどうとか色々あるのですが
そこまで行きつくのはいつになることやら、ですね。

DOSの感覚よりはるかに敷居が高いように感じました。DELLの
創業者がデスクトップにLinuxは無理というのも当然なような気が
しました。バンドルされているソフトの説明不足、簡素なイン
ストールマニュアル、実態に沿わない説明等(そりゃWindowsでも
マニュアルは見たことはありませんが経験値が違います)初心者
にはお勧めできませんねぇ。こういうのをホイホイ使えている人が
いるというのが不思議なぐらいです。それこそウイザード(魔法使
い)のようなものでしょうか。

もうちょっとLinuxの構造を理解できるような解説書か何かを
買ってから続きをやろうかと思います。ちょっと本業も忙しく
なっているので。

ということで、Linux挑戦の第1回は散々な結果に終わりました。
外付けCD-ROMの問題なのか判らないので、とりあえずCD-ROM
内蔵のTP600で再度インストールをして比較見ることにしまし
ょう。

とうていWindowsレベルの使い易さは期待できませんので、自
分で情報を集めるなりしてやるしかないのでしょう。うーん、
先は長いですね。今回はLinuxの敷居の高さを実感したのが
収穫ということにしておきましょう。1.5万円の元は取らなきゃ
いけないので頑張るつもりです。次回はいつになるか未定。

HDDがらみを先にやりたいので。

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