必要に迫られないと動かない悪い癖ですが、
昨日からやっているPC710の修理に関係して
ブータブルCDを作成する過程で、Windows98SE
の1枚組み起動ディスク(通常は2枚)を作る必
要に迫られたので、その記録を残しておきます。
たまにはパソコンネタも、という訳ではないのですが。
コントロールパネルの「アプリケーションの追
加と削除」の項で「起動ディスクの作成」を選
択すると2枚のディスクが作成されます。1枚目
は起動用、2枚目が診断ディスクということのよ
うです。
今回作成しようとしている起動ディスクはWin
CDR6.0の機能を使って作成しようとしています。
マシンがATAPIのCD-ROMを内蔵しているので、ノ
ートPCのようなPCMCIA関係のデバイスドライバ
は不要ですが、他の用途にも流用できるように
空き容量を確保するため、最低限必要なものだけ
にしています。もう少し削れるかもしれません
けどね。
【通常の1枚目のディスクの中身】
AUTOEXEC.BAT CONFIG.SYS SETRAMD.BAT
README.TXT
INDRAMD.EXE RAMDRIVE.SYS ASPI4DOS.SYS BTCDROM.SYS
ASPICD.SYS BTDOSM.SYS ASPI2DOS.SYS ASPI8DOS.SYS
ASPI8U2.SYS FLASHPT.SYS EXTRACT.EXE
FDISK.EXE
DRVSPACE.BIN BILING.SYS JFONT.SYS
JDISP.SYS
JKEYB.SYS JKEYBRD.SYS ANK16.FNT
ANK19.FNT
KANJI16.FNT COMMAND.COM HIMEM.SYS
OAKCDROM.SYS
28 個 1,097,716 バイトのファイルがあります
0 ディレクトリ 128,512 バイトの空きがあります
【通常の2枚目のディスクの中身】
EBD.CAB AUTOEXEC.BAT
2 個 286,293 バイトのファイルがあります
0 ディレクトリ 1,170,944 バイトの空きがあります
【MSCDEX.EXEの抽出】
HDD等を使った方が楽なので、ここではHDDを使った処理を紹介します。
1枚目の起動ディスクからextract.exeをcopyします。
md c:\tmp
cd c:\tmp
copy a:extract.exe c:
2枚目の起動ディスクをFDDに挿入
extract a:ebd.cab mscdex.exe
これでDOSでCD-ROMを認識させるのに必要なMSCDEX.EXEが用意
できました。
通常の起動ディスクは仮想ドライブ(RAMドライブ)の上に
EBD.CABの中身を展開して作業をしているようです。
今回はシンプルな形を理想としていますので、1枚目の
起動ディスクから下記のファイルを削除します。
del a:SETRAMD.BAT
del a:README.TXT
del a:FINDRAMD.EXE
del a:RAMDRIVE.SYS
del a:ASPI4DOS.SYS
del a:BTCDROM.SYS
del a:ASPICD.SYS
del a:BTDOSM.SYS
del a;ASPI2DOS.SYS
del a:ASPI8DOS.SYS
del a:ASPI8U2.SYS
del a:EXTRACT.EXE
*(容量が不足する場合は
del a:FLASHPT.SYS
もよいかもしれません。未確認)
【削除後の1枚目のディスクの中身】
CONFIG.SYS FLASHPT.SYS FDISK.EXE
DRVSPACE.BIN
BILING.SYS JFONT.SYS JDISP.SYS
JKEYB.SYS
JKEYBRD.SYS ANK16.FNT ANK19.FNT
KANJI16.FNT
COMMAND.COM HIMEM.SYS OAKCDROM.SYS
MSCDEX.EXE AUTOEXEC.BAT
17 個 778,021 バイトのファイルがあります.
0 ディレクトリ 449,536 バイトの空きがあります.
128,512 バイトの空きが 449,536バイトの空きになったので
ノートで使う場合は321,024 バイトのドライバが導入可能に
なります。
AUTOEXEC.BATの編集は他のマシンでやりましたので、
EDITは解凍していません。必要な場合はMSCDEX.EXEと
同様に用意してください。
2枚目のディスクには下記のものが入っています。
これは
extract a:\ebd.cabで見ることができます。
Microsoft (R) Cabinet Extraction Tool - Version
(16) 1.00.603.0 (08/14/97)
Copyright (c) Microsoft Corp 1994-1997. All
rights reserved.
Cabinet ebd.cab
05-05-1999 10:22:00p A--- 146,826 SCANDISK.EXE
05-05-1999 10:22:00p A--- 72,654 EDIT.EXE
05-05-1999 10:22:00p A--- 65,143 FORMAT.COM
05-05-1999 10:22:00p A--- 38,736 CHKDSK.EXE
05-05-1999 10:22:00p A--- 25,878 MSCDEX.EXE
05-05-1999 10:22:00p A--- 24,026 DEBUG.EXE
05-05-1999 10:22:00p A--- 22,887 SYS.COM
05-05-1999 10:22:00p A--- 16,356 ATTRIB.EXE
05-05-1999 10:22:00p A--- 13,299 EXT.EXE
05-05-1999 10:22:00p A--- 7,329 SCANDISK.INI
05-05-1999 10:22:00p A--- 20 RESTART.COM
05-05-1999 10:22:00p A--- 36 HELP.BAT
12 Files 433,190 bytes
【簡素化したAUTOEXEC.BAT】
LH \MSCDEX.EXE /D:mscd001 /L:%CDROM%
【簡素化したCONFIG.SYS】
[menu]
menuitem=CD, Start computer with CD-ROM support.
menuitem=NOCD, Start computer without CD-ROM
support.
menudefault=CD,30
menucolor=7,0
[CD]
device=himem.sys /testmem:off
device=oakcdrom.sys /D:mscd001
device=flashpt.sys
[NOCD]
device=himem.sys /testmem:off
[COMMON]
files=10
buffers=10
dos=high,umb
stacks=9,256
DEVICEHigh=BILING.SYS
DEVICEHigh=JFONT.SYS /MSG=OFF
DEVICEHigh=JDISP.SYS /HS=LC
DEVICEHigh=JKEYB.SYS
rem devicehigh=ramdrive.sys /E 2048
lastdrive=z