ThinkPad 560X+KXL-808AN
不定期コラム Vol.99
2000/07/23
OSのインストールに必要になるDOSでのPCMCIA経由の
外付けCD-ROMを認識させる手順について触れています。
ここでの対象機種は下記のモデルです。
TP380X/XD/Z,385XD,535X,560X/Z,570,600X,770/E/ED/X
(TP310/E,315D/ED,760XD/XL,765D,チャンドラーI)
*( )の機種はメーカー保証外の使い方です。
ここでの項目
前提 WIN95起動ディスク
ドライバの入手先 CD-ROMのドライバ
CARDSOFTドライバディスクの作成
ドライバ導入手順 導入結果
起動ディスク(標準仕様とTP570用) 起動ディスクの中身
動作確認リスト
CD-ROM起動ディスクへ
前提
他にconfig.sysやautoexec.batを修正できるマシンがある事。
WIN95 OSR2での起動ディスクについて触れています。
WIN98の起動ディスクは通常2枚組みなので、1枚に収める作業が
必要ですが、これについては、また改めて触れます。
WIN95起動ディスク
WIN95でアプリケーションの追加・削除の項で
作成できる起動ディスクの中身です。
DRVSPACE.BIN BILING.SYS JFONT.SYS JDISP.SYS
JKEYB.SYS
JKEYBRD.SYS ANK16.FNT ANK19.FNT
KANJI16.FNT CONFIG.SYS
COMMAND.COM FORMAT.COM SYS.COM
HIMEM.SYS FDISK.EXE
ATTRIB.EXE EDIT.EXE REGEDIT.EXE
SCANDISK.EXE SCANDISK.INI
DEBUG.EXE CHKDSK.EXE UNINSTAL.EXE
23 個 1,222,021 バイトのファイルがあります.
0 ディレクトリ 14,336 バイトの空きがあります.
このままではPCカードやCD-ROMのドライバが入らないので
少しファイルを削除しないといけません。
必要性が少なそうなものから削除します。
SCANDISKは有った方が良いのですが、FORMATしてからの
作業なので、あまり必要無いな、と判断しました。
ATTRIB .EXE 16,356 96-09-05 11:11
DEBUG .EXE 24,042 96-09-05 11:11
DRVSPACE.BIN 65,207 96-09-05 11:11
REGEDIT .EXE 111,104 96-09-05 11:11
SCANDISK.EXE 145,716 98-01-28 6:15
SCANDISK.INI 7,332 96-09-05 11:11
UNINSTAL.EXE 77,216 96-09-05 11:11
を削除します。
今回は他に編集するためのマシンがあるという
前提でEDIT.EXEも削除しています。
ドライバの入手先
PC CARD用ドライバは下記から入手します。
2000/01/25付 CardBusマシン(下記) CardSoft DOS用
ftp://ftp.ibm.co.jp/pub/pccsvc/thinkpad/ifp416/
TP CardSoft (DOS) V5.32.23.HS4
登録名 ITP425.EXE
対応機種 TP380X/XD/Z,385XD,535X,560X/Z,
TP570,600/E/X,770/E/ED/X
CD-ROMのドライバはCD-ROM付属のフロッピーディスクの
\DOSフォルダーの中のものを使用します。
CD-ROMのドライバ
Panasonic KXL-808ANのセットアップディスクのDOS用のドライバの
フォルダ、A:\DOSの中身は下記の通りです。
README .TXT 42,460 98-02-12 16:09
README98.TXT 30,152 98-02-12 21:12
KMESATCD.SYS 18,336 98-02-18 15:17
ATASMGR .SYS 14,418 98-02-17 15:23
ATAS365 .SYS 14,272 98-02-17 15:23
README.TXTを読むと使い方があるので、それを参考にします。
ATASMGR.SYS : カードマネージャー対応のATAPIマネージャー
ATAS365.SYS : PCMCIAコントローラーLSI(Intel
82365 完全互換LSI)を
直接制御するATAPIマネージャー とありますが、
ここでは前者を使用します。
直接コントロールするドライバについては、別途紹介します。
説明に有るカードマネージャーとは、PC CARDを使用できるように
するためのソフトウェアです。今回は
SystemSoftのCARDSOFTを使用します。
書式およびオプションはREAD.MEを参照してください。
基本的には自動でできるはずですが、マシンによっては変更が
必要かもしれません。
/PORT=XXX で、I/Oウィンドウのベースアドレス
/INT=X で、IRQ番号(割り込み番号)といったオプションの指定が可能です。
CD-ROMデバイスドライバー(KMESATCD.SYS)は
ATAPIマネージャーを経由してCD-ROMプレーヤーを
動作させるドライバです。
ATAPIマネージャーの後に登録する必要があります。
DEVICE=<ドライブ:><パス>KMESATCD.SYS
[/D:<デバイス名>]で、
/D:<デバイス名>
CD-ROMデバイスドライバーに付けるデバイス名を指定します。このデバイス
名が「MSCDEX.EXE」の「/D:」オプションで指定するデバイス名になります。
WEB上でのドライバのURL
http://www.kme.panasonic.co.jp/kikusui/ja/cdrom/kxl808an/download.htm
CARDSOFTドライバディスクの作成
ITP425.EXEを
ftp://ftp.ibm.co.jp/pub/pccsvc/thinkpad/ifp416/
からダウンロードして、任意のフォルダーにCOPYします。
DOS窓で実行します。
ITP425.EXEを実行すると、自己解凍方式なので、
ファイルがずらずらと作成されます。
ITP425.EXEを削除します。
作成されたファイルをフロッピーディスクにXCOPYします。
C:>XCOPY C: /S A:\
(*XCOPYは複数のファイル、フォルダを丸ごとCOPYするコマンドです)
/SはサブディレクトリをCOPYするためのオプションです
(Windowsのエクスプローラーでも構いません)
ドライバ導入手順
ここではWIN95(WIN98)の起動ディスクで起動させた後の
まっさらなHDDに導入することを想定しています。
既存のHDDに導入する場合、現在のCONFIG.SYSはバックアップを
取って削除か名前を変更しておくことを勧めます。
これは余計なドライバ等が組みこまれることによるトラブルを
未然に防ぐためです。
その後、ダミー用としてWIN95起動ディスクのCONFIG.SYSを
C:\にCOPYします。
【例】
DEVICE=BILING.SYS
DEVICE=JFONT.SYS /MSG=OFF
DEVICE=JDISP.SYS /HS=LC
DEVICE=JKEYB.SYS
DEVICE=HIMEM.SYS
FDDにドライバディスクを挿入し
A:>からinstallと入力して、→Enter(以下、Entereキーを押す、の意味です)
(上段の表示)
CardSoft 5.32.23 Instllation Utility
Copyright 1993,1999
SystemSoft Corporation
システムソフト CardSoft 5.32.23 導入用ユーティリティ
(中段の表示)
Press [ESC] to quit ,any other key to contiunue....
終了するには[Esc]キーを、
続けるならそれ以外のいずれかのキーを押してください
→Enter(Enterキーを押します)
(上段)
CARDSOFT INSTALATION OPTIONS
Choose <WITH Flash Support> to install
the entire CardSoft package
with support for all PCMCIA cards.Select
<WITHOUT Flash Support>
to Install CardSoft with support for all
cards except Flash.
CARDSOFTの導入時のオプションの項です。
あらゆるPC CARDをサポートするCardSoftの完全版を導入する場合は
「Flash Cardサポート付き」を選択してください。
Choosing to install support for Flash cards
can occupy as much as 106K
of RAM. If Flash cards are not needed on
this unit,the user may
consider not installing Flash components.
FlashCardをサポートする場合は106Kbytesメモリを食うので、
もし、FlashCardが不用なら、FlashCard用の部分を導入しないと
考えてもいいでしょう。
Choose <Add Flash Support> to add Flash
card support to the
existing CardSoft software.
「FlashCardサポートを追加する」選択肢は、既存のCardSoftに
その機能を追加する場合に選んでください。
*Add Flash Supportの項は以前と違って表示されません。修正漏れかもしれません
(中段)
WITH Flash support (デフォルト)
FlashCradサポートを導入します
WITHOUT Flash Support
FlashCradサポートを導入しません
*Add Flash Supportの項は以前と違って表示されません。
Use ↑↓Keys to highlight the desired option.
Press <Enter> to select the option
and contoine.
希望するオプションをハイライトさせるのに↑↓のカーソルキーを
使ってください。オプションを選択したらEnterキーを押して
次に進んでください。
WITHOUT Flash Supportを選択して→Enterキーを押します
(上段)
DESINATION DIRECTRY
Specify the directory name for installing
the CardSoft files.
ディレクトリー(フォルダー)の決定
CardSoftのファイルを導入するディレクトリの名前を決めます
(中段)
Directry Pathname
\CARDSOFT (カーソル ブリンク:点滅)
ディレクトリ名
\CARDSOFT (英語モードで動いているので、C:\CARDSOFTの意味)
(下段)
Use <Backspace> to erase \CARDSOFT
and then type in the new directory name.
削除するには<Backspace)で\CARDSOFTを消してから
新しいディレクトリ名を入力してください
\CARDSOFT のままで→Enterキーを押します
(上段)
CONFIRM DRIVE AND DIRECTORY
ドライブとディレクトリの確認
(中段)
Please confrm the directory
ディレクトリ名を確認してください
\CARDSOFT YES (ブリンク:点滅)
\CARDSOFT(\CARDSOFT)で構いません
(下段)
Use the <Space Bar> to toggle between
YES and NO.
Press <Enter> to continue after the
selections and complete.
YESとNOを切りかえるにはスペースキーを使ってください。
選択した後に続けるにはEnterキーを押してください
→Enterキーを押します。
→COPYが開始され、経過が表示されます。
(上段)
LOADING DRIVERS INTO CONFIG.SYS
ドライバをCONFIG.SYSに導入します
Selecting <Update CONFIG.SYS> will
allow the existing CONFIG.SYS
file to be changed. A backup of the original
file will be made.
「CONFIG.SYSをアップデート」を選択すると既存のCONFIG.SYSを変更します。
元のファイルのバックアップが作られます。
Selecting <Create SAMPLE CONFIG.SYS>
will generate a model CONFIG.SYS
file and save it in the \CARDSOFT sub-directory.
「CONFIG.SYSのサンプルを作る」を選択すると一般的なCONFIG.SYSの
モデルを作成して\CARDSOFTの導入されたフォルダに保存されます。
(中段)
Update Config.sys(ブリンク) (デフォルト)
「CONFIG.SYSをアップデート」
Create SAMPLE CONFIG.SYS
「CONFIG.SYSのサンプルを作る」
(下段)
Use ↑↓Keys to highlight the desired option.
Press <Enter> to select the option
and contoine.
希望するオプションをハイライトさせるのに↑↓のカーソルキーを
使ってください。オプションを選択したらEnterキーを押して
次に進んでください。
Update Config.sys(ブリンク)を選択して→Enterキーを押します
→FDDから読み出し音がして編集作業が自動で行われます
この時c:\にconfig.sysが無い場合は下記の表示は出てきません。
UpdateでもSAMPLEでも何も新規には作成されませんので、最初に
行ったダミーのCONFIG.SYSをC:\にCOPYする意味が出てきます。
(上段)
The original CONFIG.SYS file was copied to
CONFIG.001
元のCONFIG.SYSはCONFIG.001としてCOPYされました。
(中段)
Press [Esc] to quit,any other key to continue...
終了するには[Esc]キーを、
続けるならそれ以外のいずれかのキーを押してください
(下段)
Use ↑↓Keys to highlight the desired option.
Press <Enter> to select the option
and contoine.
希望するオプションをハイライトさせるのに↑↓のカーソルキーを
使ってください。オプションを選択したらEnterキーを押して
次に進んでください。
→Enterキーを押します。
(上段)
INSTALLATION COMPLETE
導入作業の完了
In order to activate the CardSoft software,the
machine must be
rebooted.
CardSoftのドライバを有効にするには再起動が必要です。
To exit to the DOS promot without rebooting,choose
<Exit>
再起動しないでDOSプロンプトに戻るなら、<Exit>を選択してください
(中段)
Exit and Use CTL-ALT-DEL to Reboot(ブリンク)
再起動する場合はCtlキーとAltキー、Delキーを同時に押してください。
(下段)
Use ↑↓Keys to highlight the desired option.
Press <Enter> to select the option
and contoine.
希望するオプションをハイライトさせるのに↑↓のカーソルキーを
使ってください。オプションを選択したらEnterキーを押して
次に進んでください。
Enterキーを押して、
プログラムを抜けます。
*修正されたCONFIG.SYSの編集が必要なため再起動はしないでください
先頭へ
導入結果
C:\CARDSOFTに導入されたドライバ・ソフトの中身
SSCBTI.SYS VCB.EXE CARDXTND.SYS
CS.SYS CSALLOC.EXE CSALLOC.INI
ATADRV.EXE ATAINIT.EXE
MTDDRV.EXE MTSRAM.EXE GENMODEM.CLB
SUNDISK5.CLB GENATA.CLB
INTELLAN.CLB DLINK.CLB LINKSYS.CLB
SOCKETEA.CLB LINKSYS2.CLB
IBM3270.CLB IBMTOK.CLB IBMLAN.CLB WD.CLB
CBDAS.CLB
PROXIM.CLB XIRCOM.CLB TDKLAN2.CLB
GENETHER.CLB GENTOKEN.CLB
IBMDICT.CLB ANYCOMBO.CLB ANYSCSI.CLB
README CARDID.SYS
CARDID.INI CS_APM.EXE CARDINFO.EXE
CONFIG.EXE
SSCBTI .SYS 30,144 98-09-15 11:18
VCB .EXE 16,743 96-01-22 16:29
CARDXTND .SYS 61,552 97-02-04 17:15
CS .SYS 109,376 99-02-01 14:53
CSALLOC .EXE 28,152 97-03-13 12:33
CSALLOC .INI 523 98-04-27 11:23
ATADRV .EXE 15,612 96-10-07 21:05
ATAINIT .EXE 12,740 96-03-20 11:15
MTDDRV .EXE 24,336 96-12-03 16:00
MTSRAM .EXE 5,809 95-11-16 17:51
GENMODEM.CLB 71 97-04-18 13:51
SUNDISK5 .CLB 96 97-04-18 13:51
GENATA .CLB 72 97-04-18 13:51
INTELLAN .CLB 325 97-04-18 13:51
DLINK .CLB 424 97-04-18 13:51
LINKSYS .CLB 130 97-04-18 13:51
SOCKETEA .CLB 135 97-04-18 13:51
LINKSYS2 .CLB 135 97-04-18 13:51
IBM3270 .CLB 118 97-04-18 13:52
IBMTOK .CLB 459 97-04-23 17:40
IBMLAN .CLB 389 97-04-18 13:52
WD .CLB 758 97-04-18 13:51
CBDAS .CLB 210 97-04-18 13:51
PROXIM .CLB 94 97-04-18 13:52
XIRCOM .CLB 207 97-04-18 13:52
TDKLAN2 .CLB 96 97-04-18 13:52
GENETHER .CLB 77 97-04-18 13:52
GENTOKEN .CLB 80 97-04-18 13:52
IBMDICT .CLB 127 97-04-18 13:52
ANYCOMBO.CLB 233 97-07-09 15:33
ANYSCSI .CLB 202 97-07-09 15:33
README 3,663 99-02-09 17:56
CARDID .SYS 54,704 97-07-18 17:50
CARDID .INI 1,390 97-08-11 13:50
CS_APM .EXE 2,293 97-05-20 13:50
CARDINFO .EXE 20,375 96-12-10 23:13
CONFIG .EXE 121,491 95-05-26 14:34
導入作業によって修正されたCONFIG.SYS
REM WIN95起動ディスクのCONFIG.SYS(上5行)
DEVICE=BILING.SYS
DEVICE=JFONT.SYS /MSG=OFF
DEVICE=JDISP.SYS /HS=LC
DEVICE=JKEYB.SYS
DEVICE=HIMEM.SYS
REM ここからCARDSOFTがインストールに修正したもの
DEVICE=C:\DOS\EMM386.EXE X=D000-D7FF
REM CardSoft(TM) 5.32.23 PCMCIA DRIVERS
DEVICE=C:\CARDSOFT\CARDXTND.SYS
DEVICE=C:\CARDSOFT\SSCBTI.SYS /numada:2 /ada1skts:2
/ada2skts:2
DEVICE=C:\CARDSOFT\CS.SYS
DEVICEHIGH=C:\CARDSOFT\CSALLOC.EXE
DEVICEHIGH=C:\CARDSOFT\ATADRV.EXE
DEVICEHIGH=C:\CARDSOFT\MTSRAM.EXE
DEVICEHIGH=C:\CARDSOFT\MTDDRV.EXE
DEVICE=C:\CARDSOFT\CARDID.SYS
INSTALL=C:\CARDSOFT\CS_APM.EXE
起動ディスク
前述のCARDSOFT導入後のCONFIG.SYSを編集して、
起動ディスクのCONFIG.SYSにします。
TP570用には修正が必要です。
WIN95の起動ディスクに必要なファイルをCOPYするバッチファイル(例)
REM CSCOPY.BAT FOR 560X
REM COPY C:\WINDOWS\EMM386.EXE A:
REM COPY C:\WINDOWS\COMMAND\MSCDEX.EXE A:
COPY C:\CARDSOFT\CARDXTND.SYS A:
COPY C:\CARDSOFT\SSCBTI.SYS A:
REM COPY C:\CARDSOFT\SSCBTI.SYS A:
COPY C:\CARDSOFT\CS.SYS A:
COPY C:\CARDSOFT\CSALLOC.EXE A:
REM COPY C:\CARDSOFT\ATADRV.EXE A:
REM COPY C:\CARDSOFT\MTSRAM.EXE A:
REM COPY C:\CARDSOFT\MTDDRV.EXE A:
REM COPY C:\CARDSOFT\CARDID.SYS A:
COPY C:\CARDSOFT\CS_APM.EXE A:
起動ディスクのCONFIG.SYS(例) (TP570を除く)
注釈行(REM文)は省いても構いません。
標準ではTP570が起動時にフリーズしますので
修正個所を後ろに載せています。
DEVICE=JFONT.SYS /MSG=OFF
DEVICE=JDISP.SYS /HS=LC
DEVICE=JKEYB.SYS
DEVICE=HIMEM.SYS
REM EMM386.EXEはC:\WINDOWSからCOPY
DEVICE=EMM386.EXE X=D000-D7FF RAM
REM CardSoft(TM) 5.32.23 PCMCIA DRIVERS
DEVICE=CARDXTND.SYS
DEVICE=SSCBTI.SYS /numada:2 /ada1skts:2 /ada2skts:2
DEVICE=CS.SYS
DEVICEHIGH=CSALLOC.EXE
REM DEVICEHIGH=ATADRV.EXE
REM DEVICEHIGH=MTSRAM.EXE
REM DEVICEHIGH=MTDDRV.EXE
REM DEVICE=C:\CARDSOFT\CARDID.SYS
INSTALL=CS_APM.EXE
REM 以下はCD-ROMドライバのDOSフォルダからCOPY
DEVICE=ATASMGR.SYS /port=190
DEVICE=KMESATCD.SYS /d:PCMCIACD
REM CD-ROMドライブ名をH:にするため念のため付加
LASTDRIVE=H
autoexec.batの例 (TP570を除く)
MSCDEX.EXE /D:PCMCIACD /E /L:H
起動ディスクのCONFIG.SYS(例) (TP570)
複数のマシンで起動時に画面が真っ暗になりました。
EMM386のオプションか、CARDSOFTのINIファイルの
修正が必要になると思われます。とりあえず
EMM386の行を無効にすることで起動確認しました。
結果オーライなだけかもしれませんが。
私はTP570は通常内蔵CD-ROMでリカバリーすると
思いますので、これ以上突っ込んでの追求はしません。
注釈行(REM文)は省いても構いません。
DEVICE=JFONT.SYS /MSG=OFF
DEVICE=JDISP.SYS /HS=LC
DEVICE=JKEYB.SYS
DEVICE=HIMEM.SYS
REM EMM386.EXEはC:\WINDOWSからCOPY
REM DEVICE=EMM386.EXE X=D000-D7FF RAM
REM CardSoft(TM) 5.32.23 PCMCIA DRIVERS
DEVICE=CARDXTND.SYS
DEVICE=SSCBTI.SYS /numada:2 /ada1skts:2 /ada2skts:2
DEVICE=CS.SYS
DEVICEHIGH=CSALLOC.EXE
REM DEVICEHIGH=ATADRV.EXE
REM DEVICEHIGH=MTSRAM.EXE
REM DEVICEHIGH=MTDDRV.EXE
REM DEVICE=C:\CARDSOFT\CARDID.SYS
INSTALL=CS_APM.EXE
REM 以下はCD-ROMドライバのDOSフォルダからCOPY
DEVICE=ATASMGR.SYS /port=190
DEVICE=KMESATCD.SYS /d:PCMCIACD
REM CD-ROMドライブ名をH:にするため念のため付加
LASTDRIVE=H
autoexec.batの例 (TP570)
MSCDEX.EXE /D:PCMCIACD /L:H
*EMSを無効にしてあるので /E オプションを外しています。
先頭へ
起動ディスクの中身
BILING.SYS JFONT.SYS JDISP.SYS
JKEYB.SYS JKEYBRD.SYS
ANK16.FNT ANK19.FNT KANJI16.FNT
COMMAND.COM FORMAT.COM
SYS.COM HIMEM.SYS FDISK.EXE
EMM386.EXE MSCDEX.EXE
CARDXTND.SYS SSCBTI.SYS CS.SYS
CSALLOC.EXE CHKDSK.EXE
CS_APM.EXE KMESATCD.SYS ATASMGR.SYS AUTOEXEC.BAT
CONFIG.SYS
25 個 1,129,609 バイトのファイルがあります.
0 ディレクトリ 105,984 バイトの空きがあります.
BILING .SYS 3,223 96-09-05 11:11
JFONT .SYS 22,790 96-09-05 11:11
JDISP .SYS 22,664 96-09-05 11:11
JKEYB .SYS 22,487 96-09-05 11:11
JKEYBRD .SYS 1,494 96-09-05 11:11
ANK16 .FNT 4,096 96-09-05 11:11
ANK19 .FNT 4,864 96-09-05 11:11
KANJI16 .FNT 260,576 96-09-05 11:11
COMMAND .COM 118,252 99-05-26 20:00
FORMAT .COM 65,031 98-01-28 6:15
SYS .COM 22,887 96-09-05 11:11
HIMEM .SYS 36,647 96-09-05 11:11
FDISK .EXE 78,540 96-09-05 11:11
EMM386 .EXE 136,631 96-09-05 11:11
MSCDEX .EXE 25,878 96-09-05 11:11
CARDXTND .SYS 61,552 97-02-04 17:15
SSCBTI .SYS 30,144 98-09-15 11:18
CS .SYS 109,376 99-02-01 14:53
CSALLOC .EXE 28,152 97-03-13 12:33
CHKDSK .EXE 38,736 96-09-05 11:11
CS_APM .EXE 2,293 97-05-20 13:50
KMESATCD .SYS 18,336 98-02-18 15:17
ATASMGR .SYS 14,418 98-02-17 15:23
AUTOEXEC .BAT 33 00-07-23
0:24
CONFIG .SYS 509 00-07-23
0:27
*起動ディスクなので不可視属性のMS-DOS.SYSとIO.SYS等が
リストには載っていませんが、起動ディスク中にあります。
動作確認リスト
PC CARDドライバの対応機種は
TP380X/XD/Z,385XD,535X,560X/Z,570,600/E/X,770/E/ED/Xですが
このうち、下記の機種について動作確認をしました。
TP380Z,560X/Z,570,600/E,770E
(*TP570はEMM386.EXEの行を無効にしないと
デフォルト設定のCONFIG.SYSでは起動不可)
また、PC CARDコントローラーに同じくTIを採用している
TP310でも起動ディスクと同じファイル構成で有効でした。
このマシンはA:がいかれていたためディスクの作成が
できず、またDOSでの動作対象外のTP310の場合、PC
CARDドライバ(PhoenixCARD Manager英語版)が非常に
判りにくいため起動ディスク作りに苦戦した代物です。
結局TP560X用の起動ディスクの中身をB:からC:\に複写
して、そのまま起動させました。
TP760XL,765Dも同じくTIですが、こちらも動作します。
逆にメーカー保証のドライバではすんなり認識しないので、
こちらでの使用をお勧めします。
チャンドラーI(NOS NP-10N)はそのままで認識しました。
関係がありそうなマシンのPC CARDコントローラー
TI PCI-1130 TP760XD/XL,765D
TI PCI-1131 TP310/E,315D/ED
TI PCI-1250 TP770
TI PCI-1250A TP380X/XD/Z,385XD,390,535X,560X/Z,600,770E/ED
TI PCI-1251 TP600E,770X
TI PCI-1251A TP390E
TI PCI-1250B TP390X
TI PCI-1450 TP570/E,600X
*緑色がドライバの動作対象モデル
CD-ROM起動ディスクへ
感想
TP570で起動に失敗した時にはどうなるかと思いました。
比較的短時間で動作確認できたのでホッとしました。
PC CARDとDOSがらみはこういうケースが多いので
今まで避けてきたのですが、こうなりゃやるしかありません。
中には匙を投げるケースも出てくると思いますがご容赦を。
またメーカーがドライバの他機種への流用は厳禁としているので
推奨という訳ではありませんが、TP310シリーズでは現状では
他に選択肢が無い気がします。メーカーの動作対象以外のOSの
話なので、日本語で判り易いドライバを出せ、とも言えませんし。
TP760XD/XL,765Dも急ぐ場合はこちらのドライバの方が無難です。