ThinkPad 360 CD起動ディスク

不定期コラム Vol.91
2000/07/16
TP360CsとPanasonic KXL-808ANの起動ディスクの作成報告です。
保証はしませんが、TP360's,370C,75xで使用できる可能性があります。

ここでの項目
対象機種
CONFIG.SYSとAUTOEXEC.BATの例
素材の準備
 WIN95起動ディスク PC CARDのドライバ CD-ROMのドライバ
起動ディスクの構成
出来あがり起動ディスクの中身

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対象機種

米IBMの対象機種
 TP340,350,360,370,500,701,720,75x
 のうち、TP360Csでの動作を確認しました。
 日本IBM独自モデルのTP330Cs,555BJでも動作しましたので、
最終的には
 PS/55note M23V/C23V/S33V
 TP320,330C/Cs,340,55xBJ,360C/Cs/P/CE/CSE/PE,370C
 TP701C/CS,720C,750C/Cs,755C/CE/CX/CD/CD
   と予想します。


CONFIG.SYSとAUTOEXEC.BATの例

[CONFIG.SYS]
rem REMは注釈行を表す。説明のため記述。通常はREM文の行は不用。
DOS=HIGH,UMB
LASTDRIVE=H
rem CD-ROMをHにしているため、念のため記述
rem
device=himem.sys
DEVICE=EMM386.EXE RAM X=C800-CFFF
rem EMM386は無くても動くと思われるが念のため
rem EMM386のPCMCIA用の窓(メモリーウインドウ)の
rem アドレスは下記のDICRMU01の行と一致させる
rem
rem ----ここからPCMCIAのドライバ関係-------
DEVICE=IBMDSS01.SYS /D
DEVICE=IBMDOSCS.SYS
DEVICE=DICRMU01.SYS /MA=C800-CFFF /SH=1
DEVICE=$ICPMDOS.SYS
DEVICE=AUTODRV.SYS AUTODRV.INI
rem DEVICE=C:DISKDRV.SYS
rem ATA関係は使わないのでDISKDRV.SYSは無効に
rem
rem ----ここから通常の起動ディスクのファイル
device=biling.sys
DEVICE=JFONT.SYS /MSG=OFF
DEVICE=JDISP.SYS /HS=LC
device=jkeyb.sys /106 jkeybrd.sys
rem device=kkcfunc.sys
device=ansi.sys
rem
rem ----ここからCD-ROMのドライバ関係-------
DEVICE=ATASMGR.SYS /port=190
DEVICE=KMESATCD.SYS /d:PCMCIACD
rem PCMCIACDという名前はAUTOEXEC.BATのMSCDEX.EXEの行と一致させる。
rem 手持ちのCD-ROMのドライバに応じてここらの構成は要変更


[AUTOEXEC.BAT]
MSCDEX.EXE /E /d:PCMCIACD /L:H
rem /E:EMS使用 /d:ドライブ名 /L:ドライブレター

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素材の準備
今回のCD-ROM起動ディスクは
WIN95起動ディスク、PC CARDドライバ、CD-ROMドライバで構成されます。

WIN95起動ディスク
WIN95でアプリケーションの追加・削除の項で
作成できる起動ディスクの中身です。

 DRVSPACE.BIN  BILING.SYS  JFONT.SYS   JDISP.SYS  JKEYB.SYS
 JKEYBRD.SYS  ANK16.FNT   ANK19.FNT   KANJI16.FNT CONFIG.SYS
 COMMAND.COM  FORMAT.COM  SYS.COM    HIMEM.SYS  FDISK.EXE
 ATTRIB.EXE   EDIT.EXE   REGEDIT.EXE  SCANDISK.EXE SCANDISK.INI
 DEBUG.EXE   CHKDSK.EXE  UNINSTAL.EXE
 23 個 1,222,021 バイトのファイルがあります.
 0 ディレクトリ 14,336 バイトの空きがあります.

このままではPCカードやCD-ROMのドライバが入らないので
少しファイルを削除しないといけません。
必要性が少なそうなものから削除します。
SCANDISKは有った方が良いのですが、FORMATしてからの
作業なので、あまり必要無いな、と判断しました。

 ATTRIB .EXE     16,356 96-09-05 11:11
 DEBUG  .EXE    24,042 96-09-05 11:11
 DRVSPACE.BIN   65,207 96-09-05 11:11
 REGEDIT .EXE   111,104 96-09-05 11:11
 SCANDISK.EXE   145,716 98-01-28  6:15
 SCANDISK.INI      7,332 96-09-05 11:11
 UNINSTAL.EXE    77,216 96-09-05 11:11
  を削除します。

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PC CARDのドライバ
TP360/75xのような古いマシンのドライバは日本IBMの
WEBサイトに無いので、基本的には米IBMから入手する
事になります。

米IBMの
ThinkPad SupportからTP360を選択して
ThinkPad 360 SupportでDOWNLOADできるファイルを検索します。
WIN95インストールには最低次のものが必要です。

 TP340,355,360,750,755 - Utility Diskettes for Dos and Windows 3.1/95 1997-06-24
 TP340,355,360,701,755 - ThinkPad Windows 95 Setup Diskette 1996-06-04
 TP360,750,755C/CS  - Audio Features Diskette 1995-09-28
 TP340,350,360,370,500,701,720,75x
               - PCMCIA Features Diskette for DOS, Windows3.1, Warp 1995-07-20
 TP355,360,750,755   - Video Disk v1.33 1994-12-05

下記はマシンや環境によっては必要かもしれません。
 TP360P,750P      - Digitizer Drivers v1.10 1994-07-14
 TP General        - PCMCIA ATA Device Drivers 1994-03-21

今回は起動ディスク作成だけですので、とりあえず
 TP340,350,360,370,500,701,720,75x
               - PCMCIA Features Diskette for DOS, Windows3.1, Warp 1995-07-20
  が必要です。

米IBMのFTPサイトのURL
pctpx130.exe 523195bytes 07-24-95 PCMCIA Disk (v1.3)
        :TP340/CSE, 360/C/CS/P/CSE/CE/PE, 370C, 701C(/CS), 720/C,
         TP750/C/P/CS/CE,755C/CE/CD/CX/CDV
         ftp://ftp.pc.ibm.com/pub/pccbbs/mobiles/pctpx130.exe
pctpx130.txt 3778bytes 07-25-95 README: PCMCIA Disk (v1.3)

WEBブラウザで上記URLからファイルをダウンロードして
任意のフォルダにCOPYします。

新しいformat済のフロッピーディスクをFDDに挿入します。
(使用中のものでも構いませんが、中は削除されます)
WindowsのExplorerでダブルクリックします。

DOS窓が開き、プログラムが起動します。
Enterを4回程度押します。
画面の下部にYes/Noを問う表示がでます。
Yを押してEnter
ドライバディスクが作成されます。

作成されたファイルの中身は下記の通りです。
 PCMCD01B.IDP TP500.IDP   UINSTALL.EXE PCMINST.EXE PCMINST.DAT
 PCMINSTW.DAT PCMINSTW.EXE PCMINST2.DAT PCMINST2.EXE IBMDSS01.SYS
 IBMDSS02.SYS IBM2SS01.SYS IBM2SS02.SYS IBMDOSCS.SYS PCMCIA.SYS
 VPCMCIA.SYS  DICRMU01.SYS DICRMU02.SYS ICRMU01.SYS ICRMU02.SYS
 $ICPMDOS.SYS $ICPMOS2.SYS AUTODRV.INI  AUTODRV.SYS IBMVCD.386
 DISKDRV.SYS  SRAMDRV2.SYS AUTODRV2.INI AUTODRV2.SYS COM.SYS
 PCMCIAON.EXE PCMCIAOF.EXE EZPLAY.EXE  EZPLAYW.EXE EZPLAYW.HLP
 EZPLAY2.DLL  EZPLAY2.HLP  PCMCIA.CRD  READ.ME   TPPCM130.DOC

ドライバディスクのREAD.MEにファイルの説明はありますが、
とりあえず必要とい思われるのは下記のものです。
 IBMDOSCS.SYS : Card Services driver for DOS
 IBMDSS01.SYS : Socket Services driver for DOS
 DICRMU01.SYS : Resource Map Utility driver for DOS
 $ICPMDOS.SYS : PCMCIA Power Management Support driver for DOS
 AUTODRV.SYS : Auto Configurator for DOS
 AUTODRV.INI  : Auto Configurator for DOS Data file

 下記は通常のインストール作業では不用です。
 DISKDRV.SYS : Super Storage driver for DOS/Windows
 SRAMDRV2.SYS : SRAM driver for DOS/Windows

【注意】
HDDへ導入する場合、
A:>UINSTALLで起動しますが、
FAT32への導入はできません。その場合はA:の内容を
C:\THINKPADにCOPYするか、他のマシン経由で起動
ディスクに必要なファイルをCOPYしてください。
最終的に起動ディスクの内容が用意できれば構いません。


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CD-ROMのドライバ
Panasonic KXL-808ANのセットアップディスクのDOS用のドライバの
フォルダ、A:\DOSの中身は下記の通りです。
 README .TXT    42,460 98-02-12 16:09
 README98.TXT    30,152 98-02-12 21:12
 KMESATCD.SYS   18,336 98-02-18 15:17
 ATASMGR .SYS    14,418 98-02-17 15:23
 ATAS365 .SYS    14,272 98-02-17 15:23

  README.TXTを読むと使い方があるので、それを参考にします。
   ATASMGR.SYS : カードマネージャー対応のATAPIマネージャー
   ATAS365.SYS : PCMCIAコントローラーLSI(Intel 82365 完全互換LSI)を
       直接制御するATAPIマネージャー  とありますが、
  ここでは前者を使用します。
  直接コントロールするドライバについては、別途紹介します。

説明に有るカードマネージャーとは、PC CARDを使用できるように
するためのソフトウェアです。今回は
IBMDOSCS.SYS : Card Services driver for DOS
IBMDSS01.SYS : Socket Services driver for DOS を指します。

書式およびオプションはREAD.MEを参照してください。
基本的には自動でできるはずですが、マシンによっては変更が
必要かもしれません。
/PORT=XXX で、I/Oウィンドウのベースアドレス
/INT=X で、IRQ番号(割り込み番号)といったオプションの指定が可能です。

CD-ROMデバイスドライバー(KMESATCD.SYS)は
ATAPIマネージャーを経由してCD-ROMプレーヤーを
動作させるドライバです。
ATAPIマネージャーの後に登録する必要があります。

DEVICE=<ドライブ:><パス>KMESATCD.SYS [/D:<デバイス名>]で、

/D:<デバイス名>
CD-ROMデバイスドライバーに付けるデバイス名を指定します。このデバイス
名が「MSCDEX.EXE」の「/D:」オプションで指定するデバイス名になります。

WEB上でのドライバのURL
http://www.kme.panasonic.co.jp/kikusui/ja/cdrom/kxl808an/download.htm


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起動ディスクの構成
以下で素材が揃いましたので、起動ディスクを作成します。
作成方法は下記の通りです。

1.WIN95の起動ディスクをコントロールパネルのアプリケーションの
 追加と削除の項で作成
2.不用なファイルを削除
3.A:\CONFIG.SYSを削除、または、名前変更
4.EMM386.EXEをC:\WINDOWSから起動ディスクにCOPY
5.MSCDEX.EXEをC:\WINDOWS\COMMANDから起動ディスクにCOPY
6.他のマシンのメモ帳等で新規にCONFIG.SYSとAUTOEXEC.BATを作成
7.PC CARD関係のドライバをドライバディスクから起動ディスクにCOPY
 一度中身を他のマシンのHDDにCOPYし、そこから複写する等。
8.CD-ROMの付属ディスクからDOSのドライバを起動ディスクにCOPY
 一度中身を他のマシンのHDDにCOPYし、そこから複写する等。
9.出来あがり。
10.テストしておかしければチェック。
  起動しなければ起動ディスクの作成ミスか媒体不良、FDD故障等。
  起動するが読めなければドライバや設定の問題。

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出来あがり起動ディスクの中身
 
起動・システム関係のドライバ
ANK16  .FNT     4,096 96-09-05 11:11
ANK19  .FNT     4,864 96-09-05 11:11
BILING .SYS      3,223 96-09-05 11:11
CHKDSK .EXE    38,736 96-09-05 11:11
CONFIG .ORG      107 00-07-16  1:40←通常のCONFIG.SYSのバックアップです
COMMAND .COM 118,252 99-05-26 20:00
EDIT  .EXE     72,654 96-09-05 11:11
EMM386 .EXE   136,631 96-09-05 11:11←C:\WINDOWSからCOPY
FDISK  .EXE     78,540 96-09-05 11:11
FORMAT .COM    65,031 98-01-28  6:15
HIMEM  .SYS     36,647 96-09-05 11:11
JDISP  .SYS     22,664 96-09-05 11:11
JFONT  .SYS    22,790 96-09-05 11:11
JKEYB  .SYS    22,487 96-09-05 11:11
JKEYBRD .SYS    1,494  96-09-05 11:11
KANJI16 .FNT    260,576 96-09-05 11:11
SYS   .COM      22,887 96-09-05 11:11

PCMCIAのドライバ←PC CARDのドライバディスクから
$ICPMDOS SYS   4,500 94-12-01  2:22←PowerManagement関係のようなので必須ではない
AUTODRV INI     3,822 94-11-15  1:09
AUTODRV SYS    13,644 94-11-11  1:09
DICRMU01 SYS    10,806 94-12-01  1:16
DISKDRV SYS     20,860 95-04-10  1:09
EZPLAY EXE      52,851 94-12-12  1:41
IBMDOSCS SYS  29,535 95-04-17  2:21
IBMDSS01 SYS   14,888 95-04-05  1:35

CD-ROMのドライバ
MSCDEX .EXE    25,878 96-09-05 11:11←C:\WINDOWS\COMMANDからCOPY

KMESATCD.SYS   18,336 98-02-18 15:17←CD-ROM付属ディスクからCOPY
ATASMGR .SYS    14,418 98-02-17 15:23←CD-ROM付属ディスクからCOPY

31 個 1,132,259 バイトのファイルがあります.
0 ディレクトリ 101,376 バイトの空きがあります.


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