ThinkPad 310/315Dの分解



ThinkPad 310シリーズはThinkPadでは珍しいソケット7搭載のモデル
です。そのため、標準より高速なCPU、に載せかえる事も技術
があれば可能です。しかし基本的には自己リスクの世界です。

今回使用したThinkPad 310はFDDが読めないなど壊れかけた状態な
ので、DIPスイッチをいじり、新しいCPUを装着して動かすところ
まではやっていません。

CPU換装のための情報は、別ページ や、そこで紹介している先の
WEBサイトを参照してください。そちらの方がアップデートされて
いるようなので。

2000/11/05作成 11/08更新
【更新情報】315D追加、CPU外し、プレート関係差し替え



 
円で囲んだ4個所のネジを外します。ネジは小さいので、無くさ
ないよう注意してください。

 ネジを外す部分の拡大図です。

 ネジを外したことで、円で囲んだ
部分のパーツが外せるようになります。



先の薄いマイナスドライバーを隙間に突っ込んで外します。


外れた図です。


ディスプレイを180度寝かせます。次にキーボードを外します。
キーボードは奥の方に指を引っ掛かけて起こします。



指でできない場合は隙間にマイナスドライバーを引っ掛けてもいい
かもしれません。この場合はキーを飛ばしてしまうかもしれません
ので慎重にやってください。



円で囲んだ4箇所のネジを外します。長いネジです。



円で囲んだ出っ張りがカバーの下に潜り込んでいます。手前を持ち上げて
じわっーと手前の方に出します。



プレートの裏面です。円で囲んだ個所がCPUに密着して金属部品に熱を
伝導しているのでは、と思います。特にファンのようなものはありません。
高速なCPUを使う場合は放熱に工夫が必要になります。ファンの電源が
取れるか、といった問題もありますが。



円で囲んだ個所がCPUです。CPUの側にDIPスイッチもあります。
CPUへの電圧と倍率はDIPスイッチでセットします。



角度を変えてみたところです。


上はCPUを内蔵しているTP315Dの画像です。フレキシブルケーブ
あたりが違いますが、CPU周りは同じです。

 円で囲んだ個所がDIPスイッチです。



CPUを外した状態です。CPUソケットの左右の出っ張りで操作
する事でCPUを外せます。左にはOPEN、右にはCLOSEと書か
れています。CLOSEとOPENの差が判る様に赤く着色しています。

 OPENの状態です。



OPEN側のスロットに先の薄いマイナスドライバーを挿しこんで、
中心部に梃子の原理で動かします。CPUをセットした後は反対側
で同様に行います。

 

OPEN(左)とCLOSE(右)の比較画像です。



CPUを装着してCLOSE側にしたところです。



プレートをはめる場合は、斜線で囲んだ左側の楕円の部分をシステムボード
側の切れこみに合わせる事、手前側の2箇所のネジ部分がうまくはまるように
注意してプレートをはめてください。上部のマークはこの部分にある出っ張りが
上部のカバーの下に入るようにしてください。



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