TP310/E,315D/ED
2000/09/16更新

【更新内容】NT用サウンドドライバ追加

ここでの項目
仕様  概略  CPU  CPU換装について  MEMORY
HDD  VIDEO  AUDIO  PC Card(PCMCIA)  Modem
入力デバイス  Utility   BIOS  Spesial Model
OS   ACアダプター・バッテリー・その他のオプション
3MODE FDDドライバについて
中古として買う時の注意  IBMの製品ライブラリー
参考になるWEBサイト


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仕様
310   2600-30J P5-133 16- 64(128) 1.08 - 11.3"TFT SVGA W95
315D  2600-7KJ P5-133 32- 64(128) 1.08 10 11.3"TFT SVGA W95
       -(70J) 7KJのサブモデル番号(本体表記の番号)
310E  2600-E0J MMX150 32- 64(128) 2.1 - 11.3"TFT SVGA W95
        -F0J MMX166 32- 64(128) 2.1 - 12.1"TFT SVGA W95
       -(FDJ) MMX166 64- 64(128) 2.1 - 12.1"TFT SVGA W95
315ED 2600-DZJ MMX166 32- 64(128) 2.1 20 12.1"TFT SVGA W95
       -(D0J) DZJのサブモデル番号(本体表記の番号) MEMORY 0MB 内蔵

310  2600-30J  CPU P5-133 L2 256K chipset ALi Aladdin-III
    RAM 16- 64MB(Max 128MB)  空1 144pin EDO DIMM
    VIDEO 11.3"TFT SVGA C&T65550 65K表示 VRAM 1MB
    HDD 1.08GB パック式 CD-ROM 無  TrackPoint3
    PC Card TI PCI-1131 CardBus/ZVport対応 TypeIIIx1/IIx2
    音源 SB Pro互換(YMF715) USB 無 IrDA 無 Modem 無
    W298xD227xH49 A4  3kg  45W/6W  100-240V NiMH 3.5h
    価格 290K  発売 1997/06  国内専用    OS WIN95

310E 2600-E0J  CPU MMX150 L2 256K chipset ALi Aladdin-III
    RAM 32-64MB(Max 128MB)  空1 144pin EDO DIMM
    VIDEO 11.3"TFT SVGA C&T65550 65K表示 VRAM 1MB
    HDD 2.1GB パック式  CD-ROM 無  TrackPoint3
    PC Card TI PCI-1131 CardBus/ZVport対応 TypeIIIx1/IIx2
    音源 SB Pro互換(YAMAHA YMF715) USB 無 IrDA 無 Modem 
    W298xD227xH50 A4  3kg  45W/6W  100-240V NiMH 3h
    価格 308K  発売 1998/02   国内専用    OS WIN95

    2600-F0J  CPU MMX166 L2 256K chipset ALi Aladdin-III
    RAM 32-64MB(Max 128MB)  空1 144pin EDO DIMM
    VIDEO 12.1"TFT SVGA C&T65550 65K表示 VRAM 1MB
    HDD 2.1GB パック式  CD-ROM 無  TrackPoint3
    PC Card TI PCI-1131 CardBus/ZVport対応 TypeIIIx1/IIx2
    音源 SB Pro互換(YMF715) USB 無 IrDA 無 Modem 
    W298xD227xH50 A4  3kg  45W/6W  100-240V NiMH 2.8h
    価格 278K  発売 1998/04   国内専用    OS WIN95

    2600-FDJ   2600-F0Jに追加発売(98/08)のメモリーキットモデル
    価格 208K  標準が64MB、空スロットが0になる以外の仕様は同一
    *TP310E EtherJetモデル(D&M製品)EtherJet 10Base-T+32MB MEMORY

315D 2600-7KJ  CPU P5-133 L2 256K chipset ALi Aladdin-III
MM  RAM 32-64MB(Max 128MB)  空1 144pin EDO DIMM
Model VIDEO 11.3"TFT SVGA C&T65550 65K表示 VRAM 1MB
    HDD 1.08GB パック式  CD-ROM 10x 外付FDD TrackPoint3
    PC Card TI PCI-1131 CardBus/ZVport対応 TypeIIIx1/IIx2
    音源SBPro互換(YMF715)USB無 IrDA無 Modem TDK336Card付属
    W298xD227xH49 A4  3.2kg  45W/6W  100-240V NiMH 3.5h
    価格(299K)  発売 1997/06   国内専用    OS WIN95

    2600-70J   2600-7KJのサブモデル番号(本体表記の番号)
           本体はMEMORY 標準 0MB 内蔵 (空ソケット2つ)

315ED 2600-DZJ  CPU MMX166 L2 256K chipset ALi Aladdin-III
MM  RAM 32-64MB(Max 128MB)  空1 144pin EDO DIMM
Model VIDEO 12.1"TFT SVGA C&T65550 65K表示 VRAM 1MB
    HDD 2.1GB パック式  CD-ROM 20x 外付FDD TrackPoint3
    PC Card TI PCI-1131 CardBus/ZVport対応 TypeIIIx1/IIx2
    音源SBPro互換(YAMAHA YMF715)USB無 IrDA無 Modem TDK56KCard付属
    W298xD227xH50 A4  3.2kg  45W/6W  100-240V NiMH 2.8h
    価格(299K)  発売 1998/02   国内専用    OS WIN95

    2600-D0J   DZJのサブモデル番号(本体表記の番号)
           本体はMEMORY 標準 0MB 内蔵 (空ソケット2つ)

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概略
TP310
TP310シリーズは従来のTPのキーボード配置を止めた廉価モデルです。
個人的にはTP365Eの改良版のイメージを持っています。BIOSの呼び
出し方は、電源投入後のThinkPadのロゴ表示時にF2です。TP365E/ED、
TP310、390シリーズ、TPiシリーズと台湾エイサーグループの製造ですが
これらの機種ではユーテリティ等が他のモデルと違います。TP310系の
特徴はKB以外ではSocket7対応のデスクトップ用CPUがそのまま使われ
いる点が挙げられます。AMD K6-2等への換装実例もあります。
DOSでの運用は基本的にはサポート外になります。
ALi(AcerLaboratories Inc.)というAcer社の研究開発部門から発展分離して
できた会社のチップセットを搭載しています。

TPとしては珍しく赤外線通信(IrDA)を搭載していません。またUSBも
ありません。

なお350Mhz以上のような高クロック数のAMD K6-2をWIN95に用いる場合は
MSのホームページからAMD用のパッチを入手して適用する必要があります。
詳しくはAMD、又はMSのホームページをチェックして下さい。
http://www.amd.com/japan/products/cpg/k623d/win95_update_k6.html
http://www.microsoft.com/japan/win95/modules/at_711.htm

TP310
TP310EはTP310のCPUとHDDを強化した後継モデルです。2世代のモデルがあり
後期のものはCPUを強力にしただけでなく、ディスプレイサイズも12.1"になって
いました。

TP315D/ED
TP315D/EDは各々TP310/EがベースのCD-ROM内蔵(固定式)のオ-ル・イン・ワン
(全て揃っているの意味)のマルチメディア・モデルです。
企業向けのTP310に対して主に家庭向けに量販店ルートで投入されました。
モデムCardや充実したアプリケーションが添付されていました。
この路線の後継が現在のThinkPad i Seriesになります。

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CPU
TP310系ではSocket7対応のデスクトップ用CPUがそのまま使われ
ています。AMD K6-2等への換装実例もあります。
なお350Mhz以上のような
高クロック数のAMD K6-2をWIN95に用いる場合はMSのホームページからAMD用の
パッチを入手して適用する必要があります。詳しくはAMD、又はMSのホーム
ページをチェックして下さい。
http://www.amd.com/japan/products/cpg/k623d/win95_update_k6.html
http://www.microsoft.com/japan/win95/modules/at_711.htm

パッチ当てに付いてはCPU換装前に行っておく、あるいは、駆動周波数を
落としてパッチを当てるというやり方があるようです。あるいはWIN98にする
とか。

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CPU換装について

ここでの項目
最初に     事前の準備   換装に使うCPU
電圧       バスクロック   倍率      
放熱対策    換装後のトラブル

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最初に
以下の資料はThinkPad Clubの300系会議室の過去ログの
中のCPU換装に関する論議から集約したものです。
私自身は腕も知識も無いのでただただ驚くばかりの話
でしたから、ここの内容について一切のフォローは
できかねます。時間があれば前述の会議室のログをご自
分でチェックされる方が無難かもしれません。ログ中で
貴重な報告をしてくださったKK1氏並びに各チャレンジャー
の方に感謝します。また一連の書きこみのバックボーンに
なっている綾羅木氏のHPの再構築が進むことを期待する
ものです。

この件については下記のHPを照会されることをお勧めします。
KK1氏のHP    
http://www.remus.dti.ne.jp/~k-kimura/
綾羅木氏のHP  http://www.pluto.dti.ne.jp/~ayaragi
PONTA氏のHP  http://www.aichi.to/~thinkpad/tp315ed/index.html


K6関係の情報
http://www.tt.rim.or.jp/~s-hosono/comp/k6-2.htm
http://www01.u-page.so-net.ne.jp/kb3/ikejima/pc/k6-2b.htm
http://member.nifty.ne.jp/Horiguchi/tools/index.htm

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事前の準備
TP310系はレバー式のソケットではありませんが、デスクトップと
同じタイプのCPUを装着しているので、一般ユーザーでも比較的
手軽にCPUの換装が可能です。むろんCPUを換装するためにはケース
の分解等を伴いますし、メーカーによる修理の可能性も完全に失う
ことを意味しますので、今後マシンをどう使うかを含めてよく考え
てから実行してください。マシンのバラし方については、できれば
このHPのHMMの項で紹介しているようHMM(Hardware Maintenance
Manual)のTP310のものは事前にダウンロードするなりして確認して
おいた方がいいでしょう。英語版ですが、図解で何とかなると思い
ます。日本語の保守マニュアルも通販で購入可能なようですので、
これも
HMMの項から辿ってみてください。

英語版TP310 HMMのURL
ftp://ftp.pc.ibm.com/pub/pccbbs/mobiles/310hmm.pdf
DIP SWITCHの設定は92ページ辺りから載っています。

換装する場合はBIOSを最新のものにしておく方がベターです。
BIOSをアップグレードするためには充電されたバッテリーが
必要ですので、ジャンク等でバッテリーが死んだマシンでの
改造はリスク含みになります。

BIOSのURL
ftp://ftp.ibm.co.jp/pub/pccsvc/thinkpad/i9b024
I9B0240.EXE V1.24 (00K4779 V2.1R03A7c)

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換装に使うCPU
換装に使用するCPUはIntelであればP54C/P55C、
AMDではK6,K6-2になります。AMD K6-3はオンダイキャッシュの
認識がうまくいかない、トラックポイントを動かすと即ハング
アップ、消費電力増加が悪影響を及ぼしているのでは、
という話が出ていました。ただ、ThinkPad ClubではTP310EでK6-3を
60x6で駆動中という話もあります。
TP310系ではシステムボードが下記のように3種類ありますので
初期   TP310,315D  2600-1/2/3/7  P5-133     11J8581
日本未発売TP310E,315ED 2600-4/5/6/8/E MMX133/150   05K3143
最終   TP310E,315ED 2600-A/B/C/D/E/F MMX166(E:150) 10L0892
微妙に動作実績とかにかかわってくるのかもしれません。
BIOSやDIP SWITCHの設定は同じようなのですが。

ThinkPad ClubでTP310Dにk6-2がピンが1つ多くて装着できないと
いう話が出ていました。このピンはSocket5(320pin)と
Socket7(321pin)を区別するためとのことです。Socket5とSocket7の
大きな違いはP55C(MMX Pentium)で採用されたデュアルボルテージ
に対応しているか、です。解決策は該当のピンを折ってしまうしか
ないようです。ピンを折ったK6-2をSocket7で使えるかについては情報が
ありません。

なおCD-ROM内蔵モデルだと電源容量不足がもろに露呈するようで、
K6-3だけでなくK6-2/400(66x6)の動作も不安定という話です。
安全策を採るならK6-2、バクチ含みでK6-3というところでしょうか。
あるいは駄目な場合は他に転用できる先がある、とか。

CPUを換装する場合は電圧倍率バスクロックの設定を適切に
行う必要があります。デフォルトで使われているCPUは通常、
換装に使用するCPUの許容範囲以上の電圧で動いているため、
買ってきたものをそのまま挿したりすると故障する確率が著しく
高くなります。各CPUベンダーのHPでデータシートという仕様が
まとめられた資料が入手できるはずですので、換装に使うCPUの
素性についても時間があれば確認しておく事をお勧めします。

同クロックのCPUでも2.2V用、2.4V等といった動作電圧が違う
ものもあますし、初期のAMDではCPU表面のマーキングが一部
混乱していたこともあります。成否を分けるポイントでもあり
ますので慎重にやってください。素人感覚ではAMD K6-2/400の
2.2V対応品を60x6の360で駆動させるのが一番楽なような印象を
受けました。もっともx6の設定ではバッテリーが無い状態では
本体の電源が入らなかったといった話もありますので、丸っき
りトラブルフリーという訳ではないようです。

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電圧
電圧はS1の4つのDIP SWITCHで行います。
スイッチの位置が判らない場合は前述のHMM等で確認してください。
実物を見ていないので、右側からなのか、左側からなのかは判りません。

電圧  SW1 SW2 SW3 SW4 実測例    CPUの例
3.1   . Off  Off  Off  On   3.14      P54CSLM-133(HMM記載)
2.9  .  Off  Off  Off  Off.  2.92      汎用Intel MMX Pentium(P55C)
      On  . Off  On  .Off.  2.683  
      On  . On   .Off ..Off.  2.518  
2.45   Off  . On   Off ..Off.  2.362    P55C-133/150/166(HMM記載)
2.35   Off  . Off  On  Off.  2.525  
     On   On   On  Off   2.3   
(2.2)   Off  On   On   Off . 2.172    AMD K6-2/400(2.2V)

実測値は過去に報告があった数値です。
左端の数字はマニュアル記載のものです。
但し(2.2)は推定値。実測例だけの場合、定義された値は不明です。
マニュアルに記載された数値と実測例の誤差をどう考えるかは
難しいところですが、各CPUの持つ許容範囲内で、かつ、限界
ぎりぎりよりは低めを選べば問題は少なくなるようです。
    
過去ログではMMX233は2.45Vの設定と2.9Vでの動作例が
あります。一般的なMMX(P55C)のコア電圧2.8Vと2.45Vの
差異は今後調べる予定ですが、奥が深そうです。P55C関係の
書きこみをあちこち調べると2.8Vより2.5Vの方が安定して
いるといったものもありますが、公式にはP55Cは2.8Vの
ようです。そういう意味ではP54Cも3.5V(VRE)、3.4V(STD)
とあって、これも3.1Vという数字は出てきません。

PCワールドにあるCPUの仕様一覧
(回線速度は速くないみたいです。あるいは重たいのか)
http://tyrant.chem-eng.kyushu-u.ac.jp/3rd/PCWorld/CPUSpec/Main.asp
  あるいは、
エーアイ出版から出ている"AT互換機のチップセット"渡邊郁郎 著
                     ISBN4-87193-693-7 \3,200(税別)
でも確認してみましたが、わかりませんでした。同書によればIntelのCPUの
場合、S-Specと呼ばれる仕様が公開されているとのことですので、時間が
あれば調べてみるつもりです。ただ実機がないのでCPU表面のマーキング
等が判らないネックはあります。

    S-Spec http://www.developer.intel.com.design/pentium/qti/
     (現在はどこかに移動されているようです。調査中)

初期のP55C Note用(TCPパッケージ)133/150/166のコア電圧は2.45Vで
その後Note用TCPパッケージのP55C-120は2.2V、同P55C-166/200/233
で1.8V、同P55C-266/300が3Vです。これに対しPPGAパッケージのいわゆる
Socketに挿すタイプのP55Cのコア電圧は一貫して2.8Vです。

TP315ED標準搭載のCPUはリミッター付きの特殊なものでは?、という説が
あります。コア電圧も特殊、内部倍率2.5倍固定のようです。
K6-2のような2.2V/2.4Vという具合に全く別の設定ならば いいのですが、
MMX Pentiumに換装するのであれば、ここは標準のMMX Pentium(P55C)
は特殊なのだとして、無難に2.9Vで設定しておいた方がいいかもしれません。
起動に失敗するような貧血状態が起きないのであれば電圧が低いほうが
発熱面では有利とは思いますが。

なお、TP310のP54C(Classic Pentium)の3.1V.ですが、
日経BP社 最新マイクロプロセサテクノロジ ISBN4-8222-0926-1 \3200
にPentium(STD)が保証する動作電圧の例 3.135-3.60
             同(VRE)          3.4-3.6
             同(VR)           3.3-3.45
とあるので、スペシャル品なのか汎用なのかはちょっと見では判りません。

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バスクロック
バスクロックはS3のSW1,SW2のDIP SWITCHで設定します。
実物を見ていないので、右側からなのか、左側からなのかは判りません。
スイッチの位置が判らない場合は前述のHMM等で確認してください。

       SW1 SW2
    60  Off On
    66  On  Off
    (50) On  On *推定値

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倍率
倍率はS3のSW3,SW4のDIP SWITCHで設定します。
実物を見ていないので、右側からなのか、左側からなのかは判りません。

          Intelの場合        AMDの場合
 SW3 SW4 倍率 x60   x66    倍率 x60   x66
 Off  Off.  1.5   90   100    3.5   210   233
 Off  On   2.0  120   133    6.0   360   400
 On  . On   2.5  150   166    2.5   150   166
 On  . Off . 3.0  180   200    3.0   180   200
 Off  Off . (3.5). 210   233

*Intelのx3.5はHMMにない推測値ですが、
 233MHzで動作していたようです。
 マザーボードによってはAMDと同様のx1.5の場合もあるようです。

AMDでは通常の1.5/2.0倍が3.5/6.0倍に換算されます。
したがって比較的動作例の多いAMD K6-2/400を360MHz(60x6)で
駆動させる設定はTP310(P5-133)デフォルトと同じになります。

システムボードを外してハンダ工作等が必要なので
あまり初心者には向かないBF2のピンをGNDに落とす工作を行うと
倍率の設定は下表のように変化します。ただし加工に伴う故障の
発生や発熱の問題等のリスクも増しますので、通常はそこまで
しなくて構わないでしょう。

Normal  AMD  (60/66)  BF2処理済(60/66)
x1.5  x3.5 (210/233)  x5.5 (330/366)
x2.0  x6.0 (360/400)  x4.0 (240/266)
x2.5  x2.5 (150/166)  x4.5 (270/300)
x3.0  x3.0 (180/200)  x5.0 (300/366)

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放熱対策
高速で駆動させる場合、放熱処理が最大の問題です。無理な駆
動はCPUの寿命を縮める結果にもなりかねません。標準でCPUに
付いている熱伝導シートは再利用できないようなので、改めて同様
のものを用意するか、シリコングリス等、あるいはPCカードスロット
に装着するクーリングファンという手での対応が必要です。秋葉原の
T-ZONEで売られているJUST COOLERという商品が紹介された事
がありますが、他にもあるようです。

熱の事を考えるとMMX233といったIntelのCPUよりより最近の低電圧
で動作するAMD K6-2の方を233MHzといった低速で駆動する方が
有利かもしれません。

ソフトウェアでCPUが使われていない時の速度を低下させるものが
幾つか存在します。これを使用した場合、見かけのCPU使用率は常に
100%となってしまいますが、実害は無いようです。シェアウェアを含めて
幾つかありますが、私が愛用しているのはRAINというフリーウェアです。
ただ最近はあまり見かけないので入手先は不明です。

熱の問題を考えると(超)高速なCPUへの換装も考え物かもしれませ
ん。特にビジネスといった実務系の運用ではせいぜい233MHz程度
でも従来と比較すれば十分な効果はあるはずです。

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換装後のトラブル
BF2に関する話はThinkPad Clubの300系の会議室の過去ログの
中にありましたが、私の理解できる範囲外なのでここでの説明
は避けます。何らかの加工が必要なようですが、切り落とした
という方もいらっしゃるようで。keyピンを折る場合も確実に
しないと浮いている状態が起きるようだとトラブルの元のようです。

CPUがレバー式ではないため、CPUの換装にはできれば換装用の
専用工具を用意しておいた方がいいでしょう。無論先の薄い
マイナスドライバー等でもできないこともないでしょうけど、
CPUのピンを傷つけないよう細心の注意を払ってください。
また、CPUの突っ込みが浅いと電源は入るが起動できないという
現象になりますので、確実に押し込んでください。
ソケットの上板を確実に左にロックしないとうまくいかない
ようです。

CPU換装後の速度測定には標準のNotebookManagerやNortonUtilitiesの
SystemInfomationでは正しい数字は表示されません。実際に負荷を
かけて速度を測るタイプのベンチマークソフトを使う必要があります。
一例として
http://www.h-oda.com/ にあるWCPUIDというソフト、あるいは
HDBENCHといった名前が挙げられています。が

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MEMORY
144pin EDO SO-DIMMを使用します。純正品は他のEDO
DIMMと型番が違いますが、併用も特に問題無いようです。
IBMは32MBx2迄しか保証していませんが、64MBx2も可能です。
ただし、ソケットのスペースが狭い関係で、一時期のメルコの
ような幅広タイプのDIMMだと干渉して2枚装着できないことも
あります。チップセット(Alladin-III)の最大搭載容量は128MBです。

メモリは特に不具合例があるわけではありませんが、メルコでは
ハイバネーションに対応していないとHPにあるようです。したがって
一般には入手し易いアイ・オー・データ機器の製品の動作実績が
多いです。

メモリーを追加するときはSleepManagerで既存のハイバネ領域の
開放と増設後のメモリ容量相当プラスαのハイバネーション領域の
作成を手動でやる必要があります。自動設定はこの頃のユーティリ
ティではできないようです。またD:といったC:以外に設定してもうまく
いかないようです。実機が無いので手順等は書けませんが、慎重に
やってください。この辺がうまくいかないとWIN9xが起動できないと
いったトラブルになるようです。ハードディスクが無いといったメッ
セージが出る場合もあるようですが、実際に自分で確認していない
ので伝聞情報です。またハイバネーション領域の作成には連続した
エリアがHDD上に必要ですので、作業の前にデフラグ(最適化)して
おくのもトラブルを少なくする手です。

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HDD
ChipsetはALi(AcerLabratories)社のAladdin III M1521/M1523
chipsetです。PIO MODE4 バスマスタ(マルチワードDMA MODE2)
に対応にしている430HX/VX対抗のチップセットなのですが、IBM
からは当初TP310で有効になっていたバスマスタを無効にするユー
ティリティが提供されています。書き込みエラー対策との事でスタン
ダードPCI/IDEコントローラーに変更するユーテリティです。
97/09/01付 TP310/315D IDEドライバー修正プログラム V1.00
ftp://ftp.ibm.co.jp/pub/pccsvc/thinkpad/tpidep1/
TP310/315D用 IDEドライバー修正プログラム V1.00
登録名 TPIDEP1.EXE
対応機種 TP310,315D
*既にスタンダードPCI/IDEコントローラーに変更されている場合は
 導入不要です。

HDDのディスクパックの入手は高価な純正品以外は困難ですが、中身
の換装はネジを使用していない両面テープ式の上下のカバーを外す
だけなので容易です。内ネジ、外ネジの問題もありません。厚さは12.5
mmまで、容量は6.4GBまでであれば特別なソフト(BIOSだましツール)を
使わなくても使用可能です。保守マニュアルにはTP31OE用として12.7
mm対応のカバーもパーツリストの中にあります。TP310とTP310Eで
この辺が違うと言うことも考えにくいので、多分TP310,315Dでも12.7mm
厚までは大丈夫でしょう。標準のHDDが12.5mmでそこに9.5mm厚のHDD
を装着する場合は何らかの嵩上げ手段が必要です。

詳しくはHDD換装レポートを参照してください。


CD-ROMについて

CD-ROMはTP315Dが10倍速、315EDが20倍速です。
このうち、TP315Dは松下の10倍速のものです。
TP315EDについては特に情報がありません。

TP315D
Internal 10X IDE CD-Rom P/N 11J8676 FRU P/N 05K8826
TP315ED
Internal 20x-8x IDE CD-ROM P/N 05K8867 FRU P/N 05K8865

国内ではCD-ROMのDOS用ドライバは各々違うようです。
TP315EDでは他のTPと同じIBMTPCD.SYSに
変更されています。20倍速ということなので、TEAC CD-44E
なのかもしれません。実機が無いので未確認です。
98/04/01付 TP315ED CD-ROMセットアップ起動ディスク更新ディスケット
ftp://ftp.ibm.co.jp/pub/pccsvc/thinkpad/i9ux01/
TP315ED用 CD-ROM セットアップ起動ディスク更新ディスケット V1.0
登録名 I9UX01.EXE
対応機種 TP315ED
(以下は説明からの抜粋です)
(削除) DEVICEHIGH=A:\KMEATAPI.SYS /D:PCMCD000 /P:S /O:M
(追加) DEVICEHIGH=A:\IBMTPCD.SYS /R

US IBMのThinkPad SupportでTP310ED&315EDを調べると
CD-ROMはMATSUSHITA UJDCD8730となっています。
CD-ROMのドライバは310シリーズ共通となっていますが、
これで作成したドライバはibmtpcd.sysになります。
場合によってはkmeatapi.sysはTP315Dのプリインストールにしか
ないかもしれません。もしIBMTPCD.SYSでTP315DのCD-ROMが
駆動できればドライバは国内版でも丸っきり共通にできます。
とりあえず時間切れなので続きは後で。
cd310w31.exe 81772 02-10-98 CD-ROM Driver Diskette (v3.10L) for DOS,
Windows 3.11: ThinkPad 310, 315
cd310w31.txt 1182 02-10-98 README: CD-ROM Driver Diskette (v3.10L) for
DOS, Windows 3.11: ThinkPad 310, 315

米IBMのFTPサイトのURL ftp://ftp.pc.ibm.com/pub/pccbbs/mobiles/

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VIDEO

ビデオチップはC&T65550です。

ドライバは
1998/03/25付 TP310/E,315E/ED WIN95/98用
ftp://ftp.ibm.co.jp/pub/pccsvc/thinkpad/i9d406
WIN95/98用 V2.37
登録名 I9D406.EXE
対応機種 TP310/E,315D/ED
NT用ドライバは特にはありません。


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AUDIO
オーディオのデバイスはSoundBlasterPro互換の
YMF715 (YAMAHA OPL3-SAx SoundSystem)です。

<WIN95/98用>
ドライバは下記のURLで入手できます。
1998/07/25付 TP310/E,315D/ED WIN95/98用
ftp://ftp.ibm.co.jp/pub/pccsvc/thinkpad/i9a405
WIN95/98用 V4.05.2338 IQA405.EXE,406.407


 *下記のYMF715Eのものと共用できるようです。
  そちらの方がバージョンが新しいものです。

99/07/13付
ftp://ftp.ibm.co.jp/pub/pccsvc/thinkpad/ika102/
TPi 1400 (モデル1456/1476を除く)
オーディオ・サポート Windows98用 V4.06.2343 2枚組
登録名  IKA1041.EXE IKA1042.EXE
対応機種 TPi 1400(モデル1456/1476/(1459/1479)を除く)

  http://www.yamaha.com/lsi/support/downloads.htm
  にあるものと版は同じです。
  Win 95/98
  v. 4.06.2343 (DirectX6.0 Certified)
  w/ "Restart in MS-DOS" mode support 95v2343.exe 1,994,377 bytes

<NT4.0用>
IBMからは特に用意されていません。
http://www.yamaha.com/lsi/support/downloads.htm から
 下記のものをダウンロードしてください
 OPL3-SAx Drivers for YMF701, 711, 715, 718, 719
 Win NT
 v. 4.00.2311 ntv2311.exe 141,211 bytes

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PC Card(PCMCIA)
PC CardコントローラーはTI PCI-1131です。
CardBusとZV Port(下側のみ)、に対応していますが、デフォルトで
無効にされています。CardBusのPC Cardを使用する場合はBIOSの
SystemSecurityの項の変更が必要です。またCF CARDがらみの
トラブルもCardBusを有効にする事で直ることがありました。

CardBusは初期出荷状態では無効になっていますので、CardBus
対応のPC Cardを使用する場合はBIOSでPCIを使用するといった
変更が必要です。初期出荷状態でデバイスマネージャーのPCカード
コントローラーに!マークが付いているのが標準の状態になります。
BIOSでの変更する項目はSystem SecurityのCardbus Suport
Disable→Enableです。
WIN98のマルチスクリーンがZVポート経由でうまく動作するかに
ついての情報はありません。

TP310'sのDOSユーティリティはPhoenixカードマネージャーです。
これは英語版しかなく、日本IBMのWEBサイトには登録されていません。
現状でオンラインで入手できるのは米IBMのFTPサイトに有る英語版だけです。
他のモデル用のPC Card Directorが使えるかどうかは不明です。
米IBMのFTPサイトのURL
ftp://ftp.pc.ibm.com/pub/pccbbs/mobiles/
pc31dos.exe 345595 10-16-97 PC Card Program Diskette (v4.02g.01a) for Dos:
        TP310,315 (US, EMEA & Japan)
pc31dos.txt 2025 10-16-97 README: PC Card Program Diskette (v4.02g.01a) for Dos

上記のファイルで作ったドライバディスクには下記のようなファイルが含まれます。
ALTCOM.SYS  CISDUMP.EXE CNFIGNAM.EXE DEINST.EXE 
INSTALL.EXE  PCM.INI      README.TXT   PCMSS.EXE
DPMS.EXE    PCM.EXE     PCMAPM.EXE  PCMATA.SYS
PCMCS95.EXE PCMFDISK.EXE PCMRMAN.EXE  PCMRMAN.SYS
PCMSCD.EXE  PCMWARN.EXE 

DOSのドライバを使用する方法については下記のURLを参照してください。
http://member.nifty.ne.jp/~nekomata/tp310.html
All about ThinkPad 1991-1998 Assist & Follow
TIPS Adaptec Slim SCSIを利用してWindows95を導入するには?
(98/07/10、99/03/09 更新)



松下電器(Panasonic)の最近のCD-ROM,CD-R/RWドライブで
起動ディスクを作成するツールが2000/03/03に公開されました。
対象機種にはTP310Eがありますので、TP310でも多分大丈夫でしょう。

KXL-830AN
for 240,235,560Z,560X,535X,310E
http://www.kme.panasonic.co.jp/kikusui/ja/cdrom/kxl830an/tool.htm

KXL-RW10AN
240,235,560Z,560X,535X,310E
http://www.kme.panasonic.co.jp/kikusui/ja/cdrrw/kxlrw10an/tool.htm


WIN95/98用の特別なドライバは日本IBMのWEBサイトには登録されていません。
現状では米IBMのFTPサイトにもありません。WIN3.11用はありますけど。
他のモデル用のPC Card Director等が使えるかどうかは不明です。
米IBMのFTPサイトのURL ftp://ftp.pc.ibm.com/pub/pccbbs/mobiles/

通常の(CardBusやZVPortでない)PC Cardのためだけなら、特に
ドライバ等を導入しなくてもWIN9x標準のドライバで使用できるはずです。 
またメモリーやHDDが十分にあるという前提でWIN98を導入するという手も
あります。この場合、省電力機能でのトラブルが報告されたことがあります。

上記とは別に日本IBMのサイトにZVPort用のWIN95修正ファイルがあります。

98/03/25付 TP310/E,315D/ED WIN95用
ftp://ftp.ibm.co.jp/pub/pccsvc/thinkpad/i9u402/
TP310/E,315D/ED プログラム修正 WIN95 V1.2 ・ディスケット V1.2
登録名 I9U402.EXE
対応機種 TP310/E,315D/ED
(以下は説明からの抜粋です)
ディスケットの役目
この「IBM ThinkPad Windows 95用 プログラム修正・
ディスケット」は次のプログラムを提供します。 
− ZVサポート対応PCカード・ドライバーの更新
*これによって別途何らかのソフトが必要なのかどうかは判りません。



Modem
TP310/Eにはモデムはありません。
TP315D/EDにはTDKのPC Cardモデムが付属していました。

TP315D   TDK DF3314
TP315ED  TDK DF5600A/J

なお、ダイヤルトーン関係の修正がPC Card関係の項目で
挙げたZVPort対応の修正ファイルに含まれているようです。

TDK 336Kbps TDK DF3314ES相当(DFC3314EC/J)
  TP315D,385D
  TP560 MultiMedia Model 2640-FVE
TDK 56K TDK DF5600相当(DF5600A/J) K56 Flex対応
  TP315ED,385ED/XD
  TP560E MultiMedia Model 2640-4ZJ

TDKのドライバのページ
http://www.tdk.co.jp/tjbda01/bda01000.htm

PCカードモデム DF5600の V.90アップデートサービス
http://www.tdk.co.jp/tjcab01/cab31000.htm

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入力デバイス
キーボードは色々変更されてます。[Fn]との併用で[PgUp]が
[Home]を[PgDn]が[End]を兼用しているという点は最近では
TP240と同じです。キーの数は従来のThinkPadよりも2つ減った
87+[Fn]キーになります。

PgUp/PgDnを多用されるような方や従来のTPのキー配置に慣
れている方には違和感が大きいかもしれません。特に前者の
場合は例えばThinkPad Club
http://www.thinkpad-club.com/
ソフトウェアライブラリにある万里小路さん作のScan Code Changer
というキーチェンジユーテリティ等が有効かもしれません。

TP310'sでは内蔵のTrackPointを無効にできません。このため
スクロールポイントマウスといったものはトラブルの元になります。
どうしてもスクロール系のマウスを使いたい場合はRS232C経由
にすると使えるようです。

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ユーテリティ
TP310'sのユーティリティは他のメインストリームのTP(TP560等)とは
違うものです。最近でこそTP300系はTP390's一色ですし、同様の
ユーティティはTPiシリーズでも使われていますので、それほど違和感
はありませんが、TP310の出てきた当時は相当面食らった覚えがあり
ます。特にメモリー増設後のスリープマネージャーでの操作等慣れない
と面倒かもしれません。もっとも私は会社のマシンではハイバネーション
を禁止していたこともあって、ノウハウはあまりありません。
TP310のユーティリティはノートブックマネージャとスリープマネージャの2つ
がメインです。

98/07/25付  TP310/E,315D/ED スリープ・マネージャ WIN98用
ftp://ftp.ibm.co.jp/pub/pccsvc/thinkpad/i9h801/
TP310/315D,310E/315ED WIN98 スリープ・マネージャ
・ディスケット バージョン 1.55
登録名 I9H801.EXE
対応機種 TP310/315D,310E/315ED
(以下は説明からの抜粋です)
問題解決/変更の概要
<1.55>
 -(新)Windows 98のサポート。
-----------------------------------
注意
ハイバネーション・ファイルが設定されておらずそしてスリープ・マネージャが
導入されていない場合に<Fn+F8>を押すとハイバネーションではなくスタ
ンバイに入りますが、この場合スタンバイからの復帰に30秒ほど時間がかかる
ことがあります。(引用終わり)
*WIN95でも構わないと思うのですが、下記のファイルも登録が継続されています。

98/03/25付 TP310/E,315D/ED スリープ・マネージャ
ftp://ftp.ibm.co.jp/pub/pccsvc/thinkpad/i9h502/
TP310/315D、310E/315ED スリープ・マネージャ・ディスケット V1.52
登録名 I9H502.EXE
対応機種 TP310/315D、310E/315ED

97/12/25付 TP310/315D(310E.315ED) ノートブック・マネージャ WIN95用
ftp://ftp.ibm.co.jp/pub/pccsvc/thinkpad/i9n408/
TP310/315D WIN95用 ノートブック・マネージャ・ディスケット V1.70
登録名 I9N408.EXE
対応機種 TP310,315D,(310E,315ED)
(以下は説明からの抜粋です)
問題解決/変更の概要
<1.66>
 - IDEアダプタ : ヘッドとセクタの表示値に間違いがある。
<1.68>
- (新) 液晶ディスプレイを閉じてもスタンバイしない機能を
選択により可能にした。
ノートブックマネージャーの省電力機能の「LCDを閉じても
スタンバイしない」をチェックするとスタンバイしない。
(注意)
 - バージョン1.70以降を導入する場合はシステム・プログラム・
サービス・ディスケット バージョン1.14(V2.1R03A5k)
以降へ更新する必要があります。

97/10/17付 TP310/315D(310E/315ED) Safe OFFプログラム WIN95用
ftp://ftp.ibm.co.jp/pub/pccsvc/thinkpad/i9s402/
TP310/315D WIN95 SafeOFFプログラム・ディスケット V1.43
登録名 I9S402.EXE
対応機種 TP310/315D
(以下は説明からの抜粋です)
概要
====
SafeOFFは、システム稼働中に誤って電源スイッチを押してしまったときの安全性
を提供します。電源スイッチを押すと、シャットダウン確認のメッセージが表示さ
れます。

(参考)
  http://www.ibm.co.jp/pccsvc/thinkpad.html
  PCハードウェア製品の修正及びサポート・プログラム
  ThinkPad用プログラム・リスト

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BIOS

注意!
BIOS UPDATEは危険を伴う作業なので必要な場合だけ作業してください。
バッテリーが消耗している場合はできません。作業の失敗は高額の費用が
かかるシステムボードの交換に直結しますので、作業上の注意を必ず確認
して作業してください。
自信が無い場合はIBMPCDOCKで有償で依頼する事も可能です)
IBM PC DOCKの案内
http://www.ibm.co.jp/jpccinfo/pcdock/

1998/08/03付 TP310/E,315D/ED用
ftp://ftp.ibm.co.jp/pub/pccsvc/thinkpad/i9b024
I9B0240.EXE V1.24 (00K4779 V2.1R03A7c)
(以下は説明からの抜粋です)
問題修正/更新の概要
[1.00]
−Windows 95を始動したときに、Safeモードで立ち上がるときが
ある。
−スタンバイモードから通常の状態に戻った時に、Explorer Error
またはページ違反メッセージがWindows95上で表示されることがある。
[1.01]
−初めて<Fn+F5>キーを押したときのボリューム表示が正しくない。
−<Fn+F6>キーを押したとき表示されるSystem Informa
tionのParallel Port情報が正しくないときがある。
−DOSのゲームを起動中にドットのごみが表示されことがある。
−音楽を再生中にホットキーを使用するとノイズが入ることがある。
−ACアダプターを入れた後にも、低バッテリー音が残ることがある。
−ホットキーアイコンによって、画面解像度800X600X64Kでの外付け
ディスプレイの表示が不正になることがある。
[1.12]
−[新]液晶ディスプレイを閉じてもスタンバイしない機能を選択により
可能にした。
「Power Management Settings」の「Will not Standby even if LCD
is closed」を「Yes」にセットするとスタンバイしない。
Windows95をご使用の場合、バージョン1.12以降へ更新す
るときは、必ずWindows95用ノートブック・マネージャー
バージョン1.68以降へのバージョンアップもあわせて行なってくだ
さい。
[1.14]
− パスワードの設定時に使用できない文字が入力できた。
Setup Password に誤って「\」、「Back Slash」、「カタカナひらがな」、
「前候補変換」、「無変換」キーを使用している場合は、必ずパスワードを
解除してから、システム・プログラム1.14以降に更新してください。
Windows95をご使用の場合、バージョン1.14以降へ更新す
るときは、必ずWindows95用ノートブック・マネージャー
バージョン1.70以降へのバージョンアップもあわせて行なってくだ
さい。
[1.17]
−[新]外付けキーボード(数値パッドキー付き)をつけたとき、選択により
数値キーパッド機能を自動的にOnにする機能を加えた。
「Basic System Settings」の「External NumPad Key Attachment」を
「Numlock」にセットすると外付けキーボード(数値パッドキー付き)
をつけたとき、数値キーパッド機能が自動的にOnになる。
Default設定は「Normal」。
− Modemで通信中にホットキーを押すと、システムに障害が発生すること
がある。この修正により、システムがBusyのときは、ホットキーが機能
しないことがあります。
− 通信プログラムによっては、通信中にWindows95用ノートブック・
マネージャーを起動すると、通信がきれることがある。
− ハイバーネションから復帰した後、数値キーパッド機能の設定が正しく復帰
されないことがある。
− CRTモードで使用している際、<Fn>+<F1>(Help機能)を
使用した後、小さいごみがScreen上に現れることがある。
− ハイバーネションから復帰する際、BIOS Utilityに入ることが
できてしまう。
− スタンバイモードにはいってから、<Fn>+<F1>キーを押すと、スタン
バイモードから復帰するためには、Escキーしか有効になってしまう。
[1.18]
−Windows95で、MS−DOS プロンプト表示をAltキーと
EnterキーでFull−Screenモードにしたとき、画面に何も表示
されないことがある。
この現象は、以下の条件が重なったとき起こる。
− DSTN パネルを使用したとき
− Windows 95用 ディスプレイ・ドライバー・ディスケット
バージョン 2.37をインストールしたとき
− システム・プログラム・サービス・ディスケット バージョン1.17を
インストールしたとき
[1.20]
−[新]「Power Management Settings」の「Will not Standby even if LCD
is closed」を「No」にセットした場合、液晶ディスプレイを閉じても外部
モニターが使えるようにした。
−[新]液晶ディスプレイを閉じている場合でも外部モニターが接続されて
いれば、電源が入るようにした。
− システム起動中に液晶ディスプレイを閉じた場合、外部モニターの表示が
消えることがあり表示を戻すために<Fn>+<F3>キーを押す必要が
ある。
[1.22]
−[新]Windows 98 のサポート
− Windows 98のAPMにおいて、スタンバイあるいはハイバネー
ションモードから復帰する時にシステムが異常になる場合がある。
− Windows 98でホットキーでスタンバイに入りスタンバイから復帰
した後に Windowsの終了/スタンバイを選んだ場合、ハイバネー
ションではなくスタンバイモードに入る。
[1.24]
− ホットキーでボリュウムを変更した場合、ボリュウムの値がマスターボ
リュウムと異なることがある。
バージョン1.24以降へ更新するときは、必ずWindows95/
Windows98用オーディオ・ドライバー・ディスケット・
バージョン4.05.2338以降へのバージョンアップもあわせて行
なってください。




BIOSの呼出し方は通常のTPと違い、電源投入後にThinkPadのロゴが
表示されている時にF2です。WIN95上では"ノートブックマネージャー"という
ユーテリティで一部設定が可能です。また、[Fn]+[F6]を押した後で[PgDn]
を押せば、BIOS情報の確認が随時可能です。
TP240、365E、TP310シリーズ、TP390シリーズ、TPiシリーズと台湾エイサー
グループの製造ですが、これらの機種ではユーテリティ等が従来の他のTP
のモデルと違います。もっとも最近の570等ではBIOSもIBMオリジナルから
Phoenix社のものになってきていますので、徐々にPhoenix系に統合の方向
にあるのかもしれません。

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Special Model

2600-FDJ   2600-F0Jに追加発売(98/08)のメモリーキットモデル
    価格 208K  標準が64MB、空スロットが0になる以外の仕様は同一
    *TP310E EtherJetモデル(D&M製品)EtherJet 10Base-T+32MB MEMORY




http://www.ntt.co.jp/news/news98/9802/980226c.html
http://www.ntt.co.jp/news/news98/9805/980528a.html

1998/06


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OS

各OSでのドライバ提供状況については下記を参照してください。

http://www.pc.ibm.com/qtechinfo/DSHY-3PLLKA.html?lang=en_US&page=brand&brand=root
TP 310,365 - Device Driver File Matrix

WIN98
導入する場合は下記のURLを必ず参照してください。
http://www.ibm.co.jp/pc/win98/tech_info_thinkpad.html
IBM パーソナルコンピューティング
Windows98サポート情報(TPシリーズ)

WIN98SE(SecondEdition)
機種情報は調査中ですが、とりあえず下記は確認してください。
http://www.ibm.co.jp/pc/msinfo/win98se/thinkpad.html
Windows98SecondEditionサポート情報(TPシリーズ)
W2K
調査中です。

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ACアダプター・バッテリー・その他のオプション
ACアダプター
ID#11J8638 . . . FRU#12J0536 . . . .10,000円
45W (初期のTPiシリーズと一緒なのでまだ入手可能だと思われます)
最近の56W AC Adapterでも使用可能です。逆に45Wを他のTPで使うことは
初期のTPiを除いてできません。穴のサイズが合いません。
保証は出来かねますが、35Wのバレル(樽型)2ピンで使用した事はあります。

IBMのAC Adapterに関する公式ガイド
http://www.ibm.co.jp/pc/option/optac89/optac89a.html
私の作成したAC関係の資料

バッテリー
NiMHバッテリー・パック(2600) ID#11J8639  標準価格 20,000円
NiMHということもあって、バッテリーメーターの精度はあまり
ないようです。

その他のオプション
TrackPoint III用キャップ・セット  ..  39H1354    \500

TP315D/EDの外付けFDDについて
TP315D/EDのFDDはオプション扱いでは用意されていません。
また、TP315Dと315EDではFDDのFRU P/Nが違います。

External FDD N/A 11J8628 - fdd
            11J8629 - cable For TP 310,315 only.
This floppy drive shipped with the computer and is not available seperately.

External FDD N/A 05K8827 - fdd
            11J8629 - cable For TP 310E/ED,315E/ED only.
This floppy drive shipped with the computer and is not available seperately.

IBMの部品センターに注文して保守パーツ扱いで
取り寄せできるかどうかは不明です。
過去にコネクタ形状が同じTP765DのFDDを試してみましたが、認識され
ませんでした。おそらくは専用のFDDが必要だと思われます。
定価ベースの場合3〜4万円程度する可能性があります。



3モードFDDドライバについて

工場出荷段階では1.2MBのフロッピーディスクのフォーマットツールは
導入されていますが、読み込みするようにするには手順が必要です。

1.既存のFDDコントローラーを削除
2.再起動してスタンダードFDDコントローラーを認識させる
3.下記の3MODE FDDドライバーを導入
4.再起動
97/10/06付 TP310/E,315D/ED用3モードFDDドライバー V1.01J
ftp://ftp.ibm.co.jp/pub/pccsvc/thinkpad/i9f502j/
TP310/315D,310E/315ED 
3モードディスケット・ドライバー・ディスケット V.1.01J
登録名 I9F502J.EXE
対応機種 TPad 310/315D, 310E/315ED

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中古として買う時の注意
中古で買う場合、キーボードの配列が従来のThinkPadと多少違う事に
注意が必要です。改造の素材としては面白いマシンかもしれません。
インターネット上にユーザーの方による有益な情報があります。素のまま
の状態では当時のマシンとしては珍しくL2 Cache搭載としても、CPUは
今となっては非力です。HDDはFAT16の場合、TP310,315D標準の1080
MBクラスはクラスターギャップの関係でHDDの空容量の減りが早いので
換装あるいはFAT32化は必須かもしれません。OSR2以降のWIN95の場合
FAT32には対応していますが、WIN98のようなFAT32化するドライブコン
バーターは付属していないので、市販ソフトのPartionMagic等の使用を
お勧めします。FAT32化する場合はハイバネーションに関するユーティリ
ティも最新のものにしておいた方がいいでしょう。FAT32での動作実績は
調査中です。特に不具合は聞いていません。ACアダプターは純正を
含めて使いまわし可能なものはまだ入手可能です。

保守マニュアルやユーザーズガイドについては、次の項を参照
してください。

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TP300 トップへ
トップページへ

IBMの製品ライブラリー
IBMのホームページで検索できるTP310の資料のアドレス

TP310  
  
http://www.ibm.co.jp/pc/thinkpad/tp31076/tp31076a.html 97/06版
   同システムガイド http://www.ibm.co.jp/pc/home/pdf/tp31076.pdf

TP310E
  2600-E0J
  http://www.ibm.co.jp/pc/thinkpad/tp31082/tp31082a.html  98/02版
   同システムガイド http://www.ibm.co.jp/pc/home/pdf/tp31082.pdf

  2600-.F0J
   http://www.ibm.co.jp/pc/thinkpad/tp31084/tp31084a.html  98/04版
   同システムガイド http://www.ibm.co.jp/pc/home/pdf/tp31084.pdf

TP315D
  http://www.ibm.co.jp/pc/thinkpad/tp31576/tp31576a.html 97/06版
    同システムガイド http://www.ibm.co.jp/pc/home/pdf/tp31576.pdf
  http://www.ibm.co.jp/pc/thinkpad/tp3857b/tp3857ba.html 97/11版

TP315ED
  http://www.ibm.co.jp/pc/thinkpad/tp31582/tp31582a.html 98/02版

なお、IBMのマニュアル類の販売を行っているInfoCreate
http://shop.infocreate.co.jp/shop/i-framemanu.html
SA88-5846-00   ThinkPad 310/310D(2600) 保守マニュア
SA88-6482-00   ThinkPad 310/310D/310E/310ED
の入手が可能なようです。
詳しくはInfoCreateの項

TP310 トップへ
TP300 トップへ
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参考になるWEBサイト

CPU換装情報
KK1氏のHP    
http://www.remus.dti.ne.jp/~k-kimura/

CPU換装他全般だけど改装中なので今後に期待
綾羅木氏のHP  http://www.pluto.dti.ne.jp/~ayaragi

画像,分解方法
http://www.aichi.to/~thinkpad/tp315ed/index.html


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