何故まだThinkPad?

2003/12/07更新

ThinkPadはIBMのNotePCのブランドです。IBMが個人向け市場を
事実上撤退し(今は少し戻ってきていますが)、ソニーのVAIOやDELL
に押しまくられている現状でも、何故まだThinkPadなのでしょう?
以下、自己点検

・慣れ
  7段キーボードに指が慣れている。
・TracKPoint
  ポインティングデバイスのタッチパッドがうまく使えないので
  TrackPoint搭載マシンを使わざるを得ない。
・惰性
  今更よく知らない他社に乗り換えるより勝手知ったる何とやら、です。
・デザイン
  賛否ありますが、個人的には「黒」は好きです。デジカメも夜景中心ですし。
・伝統への信頼
  野洲事業所の売却でノウハウが外部流出してしまったとガッカリしていますが
  長年ノートPCを設計・製作してきたことによる他社への優越性があるかな、と。
  既に過去の幻想になっているかもしれませんが。耐久テストとか今もやって
  いるようですが、その割にはデザイン重視なのか、海外生産モデルが増えた
  せいなのか、自分がX20で体験したPCカード上部のひび割れ、240/570シリー
  ズの液晶ケーブル断線、2ちゃんねるで話題になった工作精度低下の話を
  聞くと「もうだめぼ」と思ってしまいます。
   私としては比較優位で最低よりマシならいいです。最上は求めません。
・環境への取り組み
  職種が変わって購買担当ではなくなったのですが、発泡スチロールを多用した
  梱包が多い他社製品の納品を見るにつけ、ThinkPadやIBM PCはダンボールで
  よくできていたなぁ、と思います。既に私の会社では新規の購入はDELLのデス
  クトップとなったので、ThinkPadの新機種に触るのはプライベートだけです。

最近は少し個人向けにも広告をうっているようですが、既に遅すぎた
取り組みと言えるでしょう。ThinkPad iシリーズで迷走を重ねてきたのは
判りますが、家庭向け市場「止めちゃった」宣言で一挙にマインドシェアを
失い、以下凋落の一途です。トラックポイント使いとしてはラインナップが
継続するのは助かるのですが、まぁあまり期待しないでおきましょう。

各社がポータブルマシンに再参入してきたかにも思える新製品ラッシュの
中、思い切って小型・軽量化したX40登場で市場がどう反応するか、を
シニカルに眺めたいと思います。勤務先へのPC持込がセキュリティの関係
で禁止されてしまっているので、X40を買う必要がないのが残念です。
現在の投資はデジカメ優先ですので、パソコンは後回しです。

果たしてThinkPad Qualityは健在なのか、それとも遠い過去の話に
なったのか?を2ちゃんねるの関連スレッドでも眺めながら考える事に
します。 過去の「ThinkPadとは(旧版)」はこちら


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