パソコンの歴史(トロン騒動)
  

不定期コラム Vol.622
2002/02/27作成


本題とは離れますが、NEC vs 他社 vs 米国という大騒ぎになった
トロンを巡る国内のみならず、米国をも巻きこんだ騒動がこの頃
起きています。AXを調べる上で見つけたWebページへのリンクを
収録しています。


http://www.kobunsha.com/book/HTML/kbk_intel.html
 トロン外圧の嘘と事実
http://www.yomiuri.co.jp/bitbybit/bbb10/870301.htm
 我が国発の基本ソフトTRONをアジアOSにしよう
http://www.kobunsha.com/book/HTML/kbk_intel.html
 インテル・マイクロソフト ウインテル神話の嘘 小林紀興/齋藤忠夫監修
  カッパブックス ISBN4-334-00599-3  1997年 
   *主にNEC側からの見方
http://mag.kyoto-bauc.or.jp/internet/asia_990215.html
 漢字問題の表裏 -世界統一文字コードの可能性と障害-
http://www.shoeisha.com/book/pc/20c/chap11/tec.htm
 第11章 パソコンOSと和製OS【技術】
www3.jp-board.com/myb/0003/25252525.html - 85k - キャッシュ - 関連ページ
  RIECOの掲 示 板
   不遇の和製OSですね 名前の由来は The Real-time Os Nucleus です
    15年ほど前、そのOSの斬新さ、新進性、将来性など賞賛の嵐で米国のIEEE誌などでも
    最高レベルの技術評価を受け、仕様が公開されていることもあって、世界標準OSの決定
    版と謳われていましたし 米国からのスーパー301条違反などの濡れ衣を何度も着せられ
    てる内に表舞台からフェードアウトしてしまいました。この時通△省やソニーの盛★、ソフト
    バンクの孫◎義らがTRON潰しに躍起になっていたのは彼等自身公言しています。中でも
    自著で「日本独自仕様OSであるTRONの蔓延を水際でくい止めた」と自慢している孫◎義が
    TRON潰しをしたのは、当時ソフトバンク日本で展開していたMS-DOS向けソフトウェアの
    商権の利益を守るためだと云う卑しい理由からと云うのは、もう周知の事実です
    *M230Z氏 - 2002/01/29(Tue) 22:15 No.208
http://www.mipsworld.com/diary/200110d.htm
 2001年10月
  BTRONなどは、16ビットのMS-DOSでチマチマやっていた時代に出た32ビットOSだ。
   純国産OSとして産学共同で開発され、世界各国の文字を網羅するなど高い評価を得る。
   当時の文部省は学校教育にこのTRONを加えた。しかし、米国政府が圧力をかけてきた。
   1989年から始まった日米構造協議(SII)である。日本政府がTRONを後押しするのは貿易
   阻害行為にあたると米国政府が主張したのだ。それ以降TRONは表舞台から消え、国内市
   場はMicrosoftなど米国企業のOSが支配した。悲運のOSと言われる所以で ..
http://bizit.nikkeibp.co.jp/it/top/editor/backnum/1999/990802.shtml
 “I”から“i”へ,脱皮なるか国産OS
  TRONは,東京大学の坂村 健教授(現在)が1984年に立ち上げたプロジェクト。今年で15周年となる。
  80年代半ばに『日の丸』OSとしてマスコミで大きく扱われ,ブームとなった。
   TRONブームに沸く日本の状況に危機感を抱いた米国通商代表部(USTR)が「TRONは貿易
  障壁」として制裁をちらつかせるほどの存在だった。当時の主役は,パソコン向けOS「BTRON」や
  通信向けOS「CTRON」,マイクロプロセサの「TRONチップ」だった。なかにはTRON住宅といった
  ものまで登場し,バブル期の世相を反映する感さえあった。
   とりわけBTRONは,米MicrosoftのMS-DOSに対抗する日の丸OSともてはやされた。
  CEC(コンピュータ教育開発センター)が学校教育用パソコンにBTRON搭載を義務づけると
  いった話にまで発展し,米国の警戒心をあおった。
http://www.mainichi.co.jp/digital/computing/archive/200007/04/6.html
 J-フォン、トロン採用 「市場広げる好機」
   トロンは、国内民間企業が組織した社団法人「トロン協会」(東京都港区)が産官学で共同
    研究を進め、80年代後半には、松下電器産業など大手メーカー12社が、パソコン用に開
    発した「Bトロン」を搭載したパソコンを実用化した。文部省も学校教育用パソコンに採用
    する方針を示した。ところが、89年に米包括通商法スーパー301条(不公正貿易慣行国へ
    の制裁条項)の対象候補に挙げられ、米国から「貿易障壁」としてやり玉に挙げられたの
    を契機に、国内大手メーカーが一斉にパソコン搭載から撤退した。その後、日本市場でも、
    米マイクロソフト社のOS「ウインドウズ」がシェアを握った。
http://www.nikkei.co.jp/topic3/ss/eimi118626.html
 ニーズ見極め技術復活
  かつて「国産OS」などと騒がれたTRONが廃れたと受け止められる引き金は、米包括通商法
   スーパー301条。米政府が89年に対日制裁候補としてTRONを取り上げたからだ。日本国内
   ではTRONを使った教育用コンピューターなどの開発が進められていたが、米国のけん制に
   日本メーカーが過剰反応し、TRONはとん挫した。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~hakuzou/XP.htm
 マイクロソフト Windows XP は「買い」なのか?
  日本発のパソコンOSとしてBTRONがあります。 東京大学教授 坂村健氏がリーダーとして
   パソコン用のオープンなOSとして 1984年からIBM 松下電気など 複数の大手メーカーを加えた
   産学協同プロジェクトとして順調に進んでいました。 ところが1989年4月28日に米国通商代表部
   (USTR)は 日本の不公正な貿易(貿易障壁)により米国が貿易赤字になっているとして 「不公正
   貿易品目リスト」にTRONを載せました。 その結果 日本のメーカー各社はBTRONパソコンから
   撤退しました。 
http://www.nikkei.co.jp/cyspecial/stories/eimi044717.html
 国産OS提唱から15年、トロンに期待高まる
http://it.jeita.or.jp/document/publica/it-report/it01-03/it0103cn05.pdf
 真の IT 国家に向けてー 新生 JEITA への期待
http://www.tron.ab.psiweb.com/s_301.htm
 通商問題経緯




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