2001/01/31に東京の箱崎地区にあるIBMの建物の25F大会議室で
IBM主催のThinkPadお披露目オフが行われました。ThinkPad
Club
の管理人のOZAKI'S氏から紹介が来たので出席してきました。
話の中身はオフレコの部分も多いのでそれとなく当り障りの無
いようにしないとIBMとユーザーグループとの今後に響きますし
ちょっと悩みながらではありますが、とりあえず、つらつらと
書いてみましょう。
当日は18:45に集合と言うことだったのですが、私としては大変
忙しいスケジュールと成ってしまいました。17:00になって某重
大部署の女性社員のIBM製デスクトップPC PC300PLの調子がおか
しく、派遣社員が点検していたのですが、今までに聞いた事が無
いカシャンカシャンという音がした、というので、慌ててバック
アップ作業にかかりました。幸運なことにMOを装備していたマシ
ンなので、急ぎのファイルはまずMOに移しました。で、PCを作業
場に引き上げて、新しいHDDを取り出して、OSのリカバリーを仕掛
けてから外に掛けだし、タクシーを拾ってIBMに向かいました。
IBMはちょうど退社時間のようで、人の流れに逆らって中に入り
ました。途中コンビニのAM/PMがあったのでちょっとびっくりし
ました。
以前お会いしたIBMの方と出会い、奥の方で入館手続きをしてくだ
さい、ということで、名簿に名前等を書き、ゲストのプレートを
もらいました。それをつけてエレベーターで25Fに向かいました。
よく見ると25Fは最上階でした。
25Fの大会議室に入ると、エグゼクティブが一同に会して会議を行
うような場所になっており、木製のテーブルに囲まれた中央に小型
のプロジェクターが設置されていました。
この会議室は普段は経営会議級の会合に使われているようで、そう
いう場所でこういうオフ会を開く事に驚き、またIBMの意気も感じま
した。また夕食としてサンドイッチも用意してあったので助かりま
した。
出席者は30人前後で、結構な人数でした。IBMからはTPのプロダクト
マネージャーやマーケット担当者、DOS/Vのコードを書かれた羽鳥氏、
ChipCard等で有名な竹村氏(うろ覚えなので違ったらすみません)等、
普段あまりお目にかかれない方も出席されていました。
冒頭、まずはご迷惑をおかけしています、との話でした(私として
はピンとこなかったのですが、どうもX20のHDDの障害の話がThink
Pad Clubでわりと集まっている件の模様でした。その後、午前中に
都内のホテルでインテルの最高責任者を交えて行われたマスコミ向
けのプレゼンテーションンが行われました。
IBMとしては、こういうのを見る機会は少ないでしょうから、という
ことでやってくれたようです。むろんマスコミに対しての時より、
自主規制で出せない他社との比較、更にはCPU供給元へのチクリ等も
飛び出して、幾つも笑いを交えながらのプレゼンテーションでした。
以下、箇条書き的に紹介します。
赤鼻の犬の絵について
いつも自分の周りにいて欲しいという気持ちをこめて
↓
B5 1124
240 キーボード→
*ここは隙間があいています*
235 拡張性→
535 画面の見易さ→
530CS 重量バランス→
230Cs ユーザー意見の反映→
220 携帯性→
93 94 95 96 97 98 99
という図の説明。
↓
ユーザーの90%以上が駆動時間の長さを求めているという某
雑誌の調査結果の図
↓
総消費電力におけるCPUの割合は10%以下。
(インテルの責任者の前で、の説明で笑い)
→インテルが10月に超低電圧CPUを出すと言ってから
CPUが出てくるのも従来になく速かったが、IBMが搭載製品
をすぐ出せたのは某CPU搭載の過程で養った下地があったから。
さすがにBIOSは違うとの事。
↓
従来に比べて31%の省電力化
↓
パフォーマンスを変えなくて省電力。発熱も少ない。
インテルの説明ではユーティリティをいじれば
バッテリー駆動時のクロック(500MHz→300MHz)を500MHzに
できるようなことを言っていたようだがまだ確認していない。
↓
他社よりサブノートのXGA化が遅れたのは事実。他社より軽い
10.4"XGAの液晶パネルのために10月まで少し待った。
↓
こういうのを採用するとIBMのヒューマンファクターの部門から
使えるのかとか言われるので、そのためにFn+Spaceで表示を(SVGA
に)切り替えるスクリーンマグニファイアー(機能)を開発。
↓
ポジティブモバイルをサポートする
Full Day パワーモバイルPC (*と言ってるそうだ)
↓
最大7.5h(時間)ストレスを感じない、快適駆動のCPU採用。
バッテリーでの駆動時間の測り方は色々と問題になるが
ZIFデービスのベンチマークで実際に使う環境に近い測り方で
7.0h。他社との引き合いを出して笑いを誘う。
↓
アプリケーションを選ばない互換性とパフォーマンス
バッテリーに切り換えたからといってガクンという感覚はない。
↓
アドバンス、レガシー(デバイス)→拡張性をサポート。
↓
TPの伝統、モバイルに最適、堅牢な筐体。
↓
万が一にも安心できるPC Care保証体制
(*今回発売するTP iのモデルだけというのがちょっと)
↓
IBM Linuxサポートセンターでの実証
サポートではないのは、IBMがOSを持っていないから。
導入手順にしたがって出荷前に一回テストをする。
TurboLinuxの方がRedHatより..(メモではTurbo>RedHatと
書いたのだけどインストールがし易いといったのかどうか
までは記憶に残っていない)
TurboLinuxと協業でTurboLinuxのWEBサイトでハードの販売も。
↓
Everywhere with You!
(ここまででPCの新製品のプレゼンテーションは終了)
この後、同時発表の各種オプション類の紹介が始まる。
XGA 1000ルーメン、2.18Kgの小型プロジェクター
メモリーキー 外人の親指の大きさ。プライベートなデータ等を。
エアーラインアダプター(使える航空機のモデルが限定される
上、実際のフライトにその機が使われるかどうか判らないといった
問題はあるそうですが)
マイクロドライブ
FullDayバッテリー
セキュリティキー
プライバシーフィルター(12.1") 3MのVLH
同時発表の1200/1800/1620の紹介
ブートできるUSB CD-ROMを付けることでウルトラベースx2の
付属を止めた。WEB上の紛らわしい表現については名前を変えて
いるところ。eフラッシュ。
TPボタンはマニュアルレスを狙ったもの。
ITryKit(*アイトライと呼ぶのかな)
シニア世代を考えて、文字が小さい、2回カチカチが判らないと
いう問題へ対処したもの。
以下、質疑応答
疲れたので続きは後で。22:30に会社に戻り、1:30にPC修理が完了。
2:55にこれをアップ。これからタクシーで帰って寝ます。
質疑応答は突っ込みが激しくてどこまで書いていいものやら、と
いうところですが。近日中にアップロードします。ではおやすみなさい。