WDの悪夢、再び

不定期コラム Vol.84
2000/07/10

先日パソコンが起動しなくなったというので、設置先から回収して
調べてみました。BIOSでHDDが無いので完全にやられているのは
すぐ判りました。ケースを開けてHDDを取り出すとWD14300でした。

このWDの4.3GBには1999年秋頃に2台やられて、手持ち在庫の十
数個を全て処分したといういわくつきの代物です。

http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/990929/wd.htm
Western Digital、CaviarシリーズHDDの一部に不具合

通常に使用して6〜12カ月以上経過したドライブで起動に失敗すると
いう、1999秋に発表になったリコールの対象の6.8 GB per platter
とは違いますが、現実に累計で動かなくなったのは3台目になります。
一台よく止まると言われ、急遽引越しをしたマシンも、データの転
送作業中にカチ、カチという音がしますので、同じ類なのかもしれ
ません。こちらはまだ中を確認していませんけど。

ベアドライブを色々な業者でバルク買いしているため、保証といっ
ても持っていく先が判らないのでどうしようもありません。なんせ
箱単位でパカパカ買っていたので。

http://www.vector.co.jp/soft/dos/hardware/se065636.html
IDE情報表示
IDE(ATA/ATAPI)ドライブの情報を表示
あるいは
ATAID.EXE という物で装着されているドライブはチェックできます
が、いずれもDOSで起動しないといけません。これがなかなか面倒
でいまいち完全にチェックできてなかった原因です。

これ以上被害が広がらないうちに、さっさと残りの古いマシンを
チェックしないといけません。心配なのは、マイクロATXのケース
のPC300GL 6287が確か3.2GBのWDのHDDを使っていたことです。
まさかこれまでやられていないだろう事を祈りつつ。

米WD
http://www.westerndigital.com/fitness/drive-alert.html
Hard Drive Quality Alert -- WD Caviar
(最近のでは有効でないかもしれません。)
でも使ってみようかしらん。やれやれ。


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