仕様
360P 2620-5JD 486SX-33. 4- 20(36) 0.17 - 9.5"DSTN
PEN 3.1 W31
-5JF 486SX-33 4- 20(36) 0.34 - 9.5"DSTN
PEN 3.1 W31
360PE 2620-BJF 486DX2-50 4- 20(36) 0.34 - 9.5"DSTN
PEN 3.1 W31
360P 2620-5JF CPU 486SX-33 L2 0
RAM 4-20MB(Max 36MB) 空1 IC DRAM
CARD
VIDEO 9.5"DSTN PEN対応 WD90C24 256色 VRAM 1MB
HDD 340MB パック式 CD-ROM 無 TrackPoint2
PC Card 16bit(TypeIIIx2/IIx2)
音源 無 USB 無 IrDA 無 Modem 無
W297xD210xH53 A4 3.1kg 40W 100-240V NiMH 3.3-7h
価格 548K 発売時期 1994/09 IWS対象 OS PC
DOS 6.3/V&IBM版W3.1
Windows
for Pen
2620-5JD 2620-5JFと同時発売(94/09)のHDD 170MBモデル
価格 498K HDD以外の仕様は5JFと同一
360PE 2620-BJF CPU 486DX2-50 L2 0
RAM 4-20MB(Max 36MB) 空1 IC DRAM
CARD
VIDEO 9.5"DSTN PEN対応 WD90C24 256色 VRAM 1MB
HDD 340MB パック式 CD-ROM 無 TrackPoint2
PC Card 16bit(TypeIIIx2/IIx2)
音源 PCM USB 無 IrDA 無 Modem 無
- - - W297xD210xH53 A4 3.1kg 35W 100-240V NiMH 3-7h
価格 498K 発売時期 1995/05 IWS対象 OS PC
DOS 6.3/V&IBM版W3.1
Windows
for Pen
概略
360P
Pen入力対応のディスプレイを持ち据置型のPEN
PCとしても使えるコンバー
ティブルPCです。PC部分はTP360Cs相当です。WIN95のPen対応バージョンは
市販されていませんので、WIN95化するにはPen対応機能を諦める必要が
あります。英語版の同様のソフトを導入しているケースも聞きますが、
どの程度使えるかは不明です。他に2620-5JDというモデルもあるようです。
PC部分についてはTP360Cの項を参照してください。
360PE
他のTP360シリーズの486DX2-50搭載マシンと同様のリフレッシュモデルです。
詳しくはTP360P、及び、TP360Cの項を参照してください。
○オンラインの資料
http://www-6.ibm.com/jp/pc/home/manual/0012/a8800780.pdf
ThinkPad 360P ユーザーズ・ガイド 360PE用補足資料
日本語版のオンラインで提供されているHMM(保守マニュアル)はありません。
以下は英語版の資料です。
HMM Volume
2
for the TP340, 355, 360, 370, 700, 720, 701, 750
and 755 systems
（英語版）
ｔpvol2.pdf 3,716,188bytes 03-30-98
ftp://ftp.pc.ibm.com/pub/pccbbs/mobiles/ｔpvol2.pdf
オンライン以外の日本語のHMMは
InfoCreate(有償)で下記のものがあります。
SA88-5528-02 ThinkPad 360X 保守マニュアル
SA88-0078-00 ThinkPad 360PE ユーザーズ・ガイド・キット
ThinkPad Love
http://www.aichi.to/~thinkpad/tp360p/
私のThinkPadずかん
http://www.mars.dti.ne.jp/~ayase/tp/tp360p.htm
○Web製品カタログ
TP360P http://www.ibm.co.jp/pc/thinkpad/old_tp/0347.html 94/09
http://www.aichi.to/~thinkpad/catalog/tp360p/ 94/09
TP360PE
http://www.ibm.co.jp/pc/thinkpad/old_tp/0522.html
95/05
○中古で買う場合
PC機能については、TP360Cを参照してください。ペンPCとして使う場合、
HDDがFORMATされていると文字認識のソフトが二度と入手できないと
いう問題があります。英語版のソフトならインターネットで入手できる話を
どこかで見かけた記憶があります。どのみち珍品の類ですので、初心者
にはお勧めできません。
All about ThinkPad 1991-1998に書いた準備原稿の抜粋
既に入手難のAll
about
ThinkPadですが、私の担当した個所に
ついて引用します。HDDの中の準備稿からですので、実際に
掲載された内容とは違う場合もあります。また、内容も当時の
ままですので、リンク先や内容が現時点とは違っている可能性
があります。悪しからず。 (2002/01/01)
SUB:360Pリライト原稿
------------------------------
ThinkPad 360P/PE （2620-5JD/5JF/BJF）
1994年11月に登場したThinkPad 360Pは、ThinkPad 360Csと同一スペックながら、ペン対応
のデジタイザ、DSTN液晶ディスプレイを搭載したモデルです。なお、同時期にB5ファイルサイ
ズのペン・コンピューターのThinkPad 730Tも発売されました。さらにその半年後（1995年5月）
には、CPUをSLエンハンスド486DX2 50MHzに強化したThinkPad 360PEが登場しています。
ペン・コンピューティングに対する当時の期待は高く、各社からさまざまな提案がされました。
ThinkPad 360P/PEは、低価格でパソコンとペン・コンピュータの両立をはかったユニークな
モデルでした。ThinkPad 360Pはペン・コンピューター専用機ではなく普通のパソコンの機能も
持つ「コンバーティブルPC」だったため、価格は他の360ファミリーより高い水準になりました。
重量も3.1kgとなったため、ペン専用PCとして使う場合はモバイル用途には向かず据え置いて
使う事になります。
360P/PEには、ペン・オペレーションを可能にするMicrosoft Windows for Pen
Computing
と、文字認識用のIBM日本語ThinkWriteが搭載されていました。ペン・コンピューティングは、
現在までのところ、業務用やシャープのザウルスなどのPDA（携帯情報機器）中心に普及して
おり、一般のPC市場では開花していません。
●ThinKPad 360P/PE（下側がPEのスペック） *略
○コンバーティブルPC
ペンとキーボードの両方から入力が可能です。パネル入力ペン使用の場合は液晶
ディスプレイをキーボードの上に折り畳んで使う形になります。ペン・コンピューティング
のためにPC DOS J6.3/VとMS Windows J3.1に加え、Microsoft Windows for Penと
文字認識ソフトのIBM日本語TrackWriteが初期導入されています。ペン対応のデジタ
イザー搭載9.5'DSTN液晶ディスプレイを搭載しているため、ThinkPad 360Cs/CSEより
2cm厚みが増しています。入力用には標準でパネル入力ペン（2523）（ID#48G9887）
が付属しています。製品名の「2523」というモデルはペン・コンピューターのThinkPad
710Tを指します。交換用のペン先（2523）（ID#48G9892）もオプションで用意されて
いました。
○Microsoft Windows for Pen Computing
Microsoftペン・ツールのフォルダにはツールパレット、下書き帳、文字ファインダー、
トレーナー、オンスクリーンキーボードのアイコンがあります。下書き帳による手書き
文字の認識とワープロ等のアプリケーションへの入力、オンスクリーン・キーボードで
の入力、トレーナーによる筆跡の学習機能など、ペン使用のための入力環境が準備
されています。
またジェスチャー（筆者の記憶ではこれは常駐するアイコンの集合、ツール・バーの
ようなものです。）によるテキスト編集指示、文字の削除、スペース挿入、改行、切り
取り、コピー・貼り付け、かな漢字変換などがサポートされ、スピーディで使いやすい
編集機能を実現しています。
○IBM日本語ThinkWrite
Microsoft Windows for Pen Computing上で稼働する手書き文字認識プロセッサーで、
業界最高水準の高認識率と、0.3〜0.5秒/文字という高速での文字認識を実現して
います。漢字、ひらがな、カタカナなど3,885字種の認識が可能です。
○パソコン機能
パソコン機能はThinkPad 360Pが360Csと、ThinkPad 360PEが360CSEと同等です。
発売時期から見ると、ThinkPad 360PはThinkPad 360CE/CSEと、ThinkPad 360PEは
ThinkPad 370Cと同時に発表されています。各々一世代前のモデルがベースになって
います。
実機が手元に無いので実績が無いのですが、増設メモリやPCMCIAカードから電源
供給を受けるIDE CD-ROMでの不具合といった点は他のThinkPad 360ファミリーと
同じかもしれません。詳しくは○頁のThinkPad 360C/Cs/CE/CSEの項を参照してください。
○Windows95化
Windows95用のPenオペレーティングソフトは業務用市場向けには提供されていますが、
一般ユーザー向けには販売されておらず、入手が困難です。このため、Windows95化は
ペン・オペレーションを諦めれば可能になります。
○PCハードウェア国際保証対象製品（1年）