ThinkCentreの判りにくさ


当面はThinkPad より触る機会が多いThinkCentreについて

【作成】2007/12/11

○ThinkCentre
○"Centre"を「センター」と呼べる人間が素人さんで何人いるんだろう。
 元々コンシューマー向けじゃないというのが建前だとしても不親切な
 商品名。

○小型化技術は確かに凄いとは思うけど、走る実験室みたいなもので、
 現場で長く使うとどうなるか、についての検証は当然されていない。
 結果が出るまで発売しなかったら商売にならないし、仕方ないとは思う
 けど、その結果がS50等のシステムボード交換続出?。Pentium4の
 ようなCPUをあの筐体に入れ込んだ訳だから仕方ないけど・・・・

 故障したら交換できる場所での使用ならいいけど、例えば24時間稼動の
 生産ライン管理のような場所では致命的。ミッションクリティカルな現場なら
 代替機の準備は当然事前にあるべきなんだけど、コスト優先でままなら
 ないのが現実。

 コスト高でもノート用のCPUで出してくれていたらと思う。システムボード
 交換の話では2ちゃんねるのスレッドで何台も代えたという話が出ている
 が、便所の落書きを信じるかどうかはあなた次第。

 富士通の24時間対応2.5"HDDとノート用CPU搭載、ファンレスThinkCentre
 ダイハード仕様なんて商売にはならないだろうけど個人的には欲しいね。
 あるいは2.5"HDDミラーリングとか。もっともgoogleによればレイドの複数の
 HDDが同時に故障する確率は理論値よりずっと高いそうだからミラーリングも
 役に立つかどうか。重ねることによる熱の方が心配。TrueImageによる外部
 メディアへのバックアップスケジューリングぐらいしか役に立たないか。
 そうそう、TrueImage、標準のバックアップソフトより柔軟でお勧めです。

○ソニータイマーとソニー製品の設計を揶揄してきたけど、ThinkCentre
 も五十歩百歩、「Thinkタイマー」とでも?このタイプを使っている人は予備を
 用意しておいた方がいいと思う。データもまめに外部メディアにバックアップ
 して、起動しなくなっても業務がすぐに別のマシンでできるように。修理すると
 数万円はするだろうから。ということで、このシリーズの中古を買うのは
 お勧めできない。確かにスタイリッシュだし静かそうだけど、地雷かも・・・

○一通りラインアップを見てきた訳だけど、チップセットもインテル以外にSIS
 とかもあるし。古いマシンをLinuxで使おうなんていうときに問題になるかな?
 もっとも最近の1cd Linuxはかなりサポート範囲が広いから杞憂か?

 Think Centreの中にAシリーズとMシリーズ(以前はSやEも)があり、その中
 にIntelとAMDのCPU搭載モデルがあり(今のところMにはAMDはないのかな)。
 今時AMDの互換性を心配するのは時代遅れなのかもしれないけど、ミッション
 クリティカルな用途だとなるべく不確定要素は避けたいし、過去の資産の引
 継ぎも一部あるし。インテルのCPUを搭載していてもチップセットがIntel以外
 なんて代物もあるし。、特にAシリーズは中古を買うならよく調べないと結構
 バラエティに富んでいる。昔、IBM PCシリーズのPC340で大量リコール騒動
 があったとか噂に聞いたけど、あれもSIS。安くするためからと標準的な構成
 以外の手段をメーカーを取っている時はリスクはユーザー持ちな訳で。

○悪口ばかり書いているようだけど、ソフトウェア導入支援などは便利。BIOSや
 ドライバの入手性も他のメーカーが話にならないだけに買いたくなる要素は
 多い。ただ、スタイリッシュな小型化が他メーカーとの差別化、高価格維持の
 目的になっているようなので、最初から経年劣化を想定した設計でないかも
 しれない。言われなき中傷になってしまうかもしれないけど、その答えが
 出るのは数年先。その頃のメインOSが動かなくて誰も使わなくなるから
 バレない、となるか、XPがずっとずっと使われて、あるいはLinuxで使われて
 問題になるか・・・。その頃レノボというメーカーが存続しているかどうかも
 判らない。中国経済が今のまま順調という保障はないし。外資系の逃げ足の
 速さはGatewayのようになかなかのもの。

○最近はUSBが便利なので、個人だとビデオボードを装着する以外は
 拡張ボードなんて使わないのかもしれないけど、オフィス以外の用途での
 使用には結構判りにくいこのシリーズ。ハーフPCI、ロープロファイル、etc
 今やっているのはそこらへんとチップセット(とCPU)の一覧。スモールとか
 ウルトラスモールという言葉の意味の確定とか。ということで、判りにくい
 辛苦センターとの格闘は続く。まぁ、ぼちぼち 





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