つい最近2ちゃんねるで「フランダースの犬」は欧州では「負け犬の死」だが 日本では「滅びの美」として共感を得るというのが検証された、というスレッドが 乱立しました。例えば 【ベルギー】 「フランダースの犬」は「日本人の“滅びの美学”」 検証ドキュメンタリー上演 [12/25] 「日本人は、信義や友情のために 敗北や挫折を受け入れることに、ある種の崇高さを見いだす。 ネロの死に方は、まさに日本人 の価値観を体現するもの」と結論づけた。 ほんの短い間、個人向け市場に撃って出た日本IBMの会心作 s30も 似たようなものだったか、と改めて思います。以下、2002年の記事の再録 |
不定期コラム Vol.661 2002/03/24作成 |
上野に続いて、日本橋界隈の夜桜の様子をまとめました。 http://isweb39.infoseek.co.jp/travel/bato_hm/night/nihonbashi/nihonbashi.htm 日本橋夜桜 上野公園とは違って人工的な光が多い都心での夜桜は上野 公園とは違った雰囲気があります。良かったらご覧ください。 本当は隅田川とか他にも行ってみたいのですが、夜の町は 最近物騒なので自粛しましょう。人通りが多い時間ならともかく 深夜は心配です。 しかし今年の桜は本当にあっという間に咲いて、見る間に散っ ていきます。こういうところが日本人の国民性にあっているの かもしれません。個人的にはシクラメンのように長続きする花 の方が好みではありますが。 考えて見れば、s30も桜のような一発屋だったのかもしれません。 従来のThinkPadとは一線を画した塗装とか。久しぶりにCMも 結構流れていましたね。スタートダッシュをかけて、それなりに 露出度を増やしたものの、夏場に伸び悩んだのでしょうか。 ドライバ関係の不具合とか、HDDがちゃんとささっていなかった といった例もThinkPad Clubで話題になりましたし。 これはs30がらみの記事を集めたページにありますが、10月に なって打ち切りが決まったのか、「常軌を逸した」売りこみの数々 が始まったのが判ります。満足保証キャンペーンや買い替えキ ャンペーンは10月以降に集中しています。 12月にプッツリ情報がロストしてしまった、という話が出た後、 2月に現行モデルが好調だから変更なし、なんて出たのもつか の間、3月一杯での生産終了が発表されました。5/23からです ので、10ヶ月強のドタバタ劇だった、と言えるかもしれません。 ThinkPad220以降、時には中断しながらも続いてきた 日本オリジナルモデルの終焉を飾るに相応しい大仕掛けでした。 やるだけやってダメだったのだから本望というところでしょうか。 サクラチルチル、s30も。春ですねぇ。 「沈黙の春」でなければいいのですが。 いつか再びユビキタス路線に立ち戻って、日本IBMが関与する A5ミニノートやB5サブノートが登場することを祈って。 |