ThinkPad 380/D/E/EDのHDD換装
 (ThinkPad 385D/EDを含む)

比較的分解が面倒だったThinkPad 380系のHDD交換手順の
記事です。これも必要性はあまりないでしょうから、サイト容量が
厳しくなったら削除します。

【関連リンク】
ThinkPad 380/D/E/ED,385D/ED
HDD換装レポート  コラムのHDD関係
DiskManager2000の使い方

2000/11/30作成 2001/06/25更新

ThinkPad 380/D/E/ED,385D/EDのHDD換装は一度やれば
それほど難しくありませんでした。注意点は色々な
ネジがあるので混じらないように注意することです。

HDDは17mm厚のものでも使用可能ですが、8GBを
超えるHDDを装着すると起動できなくなりますので
最近だと9.5mm厚の6〜6.4GBあたりまでの換装が
無難でしょう。8GB超のHDDを使いたい場合は上記
DiskManager2000の導入の仕方を参照してください。

今回の記事は最初ThinkPad 380Eで行い、その後でThinkPad 380
EDを使って再度撮影している関係で、一部両方のモ
デルでの図が混じっている場合もありますが、実際の
作業には関係無いと思われる個所で使っていますの
でご了承ください。


 

円内のネジを外します。バッテリーパックの下にも2個所あるので
注意してください。真中のネジが長く、バッテリーパックのところの
真中寄り(二重丸の個所)のネジは短くなっています。



底部のネジを外せばキーボードは下図のように指で引っ張れば
前にずれると思います。しかし動かない場合は上図のように先の
細いマイナスドライバーで少しずつこじってください。



指で引っ張り出しているところです。

  

右がキーボード(KB)がずれたところです。

 

KBが手前にずれて内部が少し見えたところです。



上はThinkPad 380EDでの図です。



KBを上げたところです。円内にある4本のケーブルでキーボードと
本体が繋がっています。HDDは矢印のカバーの下にあります。



上の矢印はキーボードとのケーブルを示しています。その下の楕円の
個所は最初に外すコネクタの位置を示しています。円印は左の小さい
方が1個所、右の大きい方が2個所のネジの位置を示しています。

 

 

ストッパーを右にずらしてKBを動かせる余裕を作ります。

 

ストッパーのケーブル以外に、KBと本体の間に3本のケーブルがあります。これ
らのケーブルを外さないで作業することも可能ですが、無理な引っ張り力がかか
ってケーブルが痛む可能性があるので、いったん全てのケーブルを外しての作
業をお勧めします。

 

本体側のコネクタの先端(クランプ)を緩めて、ケーブルを外します。爪でできない
時はマイナスドライバーを使いますがケーブルを傷つけないよう注意してください。



上からねじらずに降りてきています。念の為正面を向いているのが
どちら側になるのか印をつけておいた方がいいかもしれません。



円内が外すネジです。左が金色の太目のネジ、右が黒色です。

  

背部の3個所のネジを外します。前に外したネジと混同しないように
注意してください。

  

右端のカバーを外し、それからHDDを覆うカバーを外します。

 

手前が取り外したカバーです。本体にHDDも見えます。

 

HDDを手前側に引っ張り取り外します。

 

HDDをHDD本体左側にあるコネクタから引っ張り出します。
右は反対側から見たところです。

 

HDDがコネクタから外れたところです。

 

反対側から撮った図です。右が外れたところです。

 

HDDを取り外した後です。

  

取り出したHDDです。HDDはネジで固定されている訳ではないので内ネジ
外ネジは関係ありません。左がThinkPad 380Eの東芝 12.5mm厚の2GB、
右がThinkPad 380EDのIBM 17mm厚の3GB級です。



新しいHDDをコネクタに装着したらカバーをかぶせます。



上側と下側の噛み合わせに注意してください。



上側のクローズアップです。



カバーをネジで留めます。3箇所です。次に右端の細長い
カバーを装着します。

 上側のパーツ(ThinkPad 380ED)

 下側のパーツ(ThinkPad 380E)

細長いカバーの外側の出っ張りに注意してください。



出っ張りのクローズアップです。





キーボードのケーブルをはめ、最後にストッパーをはめます。


 

KBをはめているところです。右が押しこんだ画像です。

 

底部のネジを締める前にキーボードがちゃんと動くか確認しましょう。
問題無かったのでネジを締めているのが右の図です。以上で換装
作業の終了です。




先頭   画像館   トップページ