TP365E/ED
2000/03/21作成 2002/01/01更新 (暫定版)
画像は最近リース品を返却する際に撮影しましたが
まだ整理できていません。
http://www.aichi.to/~thinkpad/tp365ed/
等を参照してください。
ここでの項目
仕様
概略
All about ThinkPadの準備稿
仕様
365E 2625-J24. C5x86-100 8-24 540 - 10.4"DSTN 2.7 V3
-W36 C5x86-100 8-24 540 - 10.4"DSTN 2.7 W95
365ED 2625-J44. C5x86-100 8-24 540 4 10.4"DSTN 2.9 V3
-W37 C5x86-100 8-24 540 4 10.4"DSTN 2.9 W95
365E 2625-W36 CPU Cyrix5x86C-100 L2 0
RAM 8-24MB 空1 3.3V 72pin DIMM
VIDEO 10.4"DSTN C&T65545 256色表示 VRAM 1MB
HDD 540MB パック式 CD-ROM 無 2modeFDD TrackPoint3
PC Card 16bit(Type3x1/2x2)
音源 無 USB 無 IrDA 有 Modem 無
W297xD210xH49.5 A4 2.7kg 35W/4.4W 100-240V NiMH 2.5h
価格 318K 発売 1996/04 IWS対象 OS WIN95
2625-J24 2625-W36と同時発売(96/04)のOS/2
WarpV3導入モデル
価格 318K OS以外の仕様は同一
365ED 2625-W37 CPU Cyrix5x86C-100 L2 0
RAM 8-24MB 空1 3.3V 72pin DIMM
VIDEO 10.4"DSTN C&T65545 256色表示 VRAM 1MB
HDD 540MB パック式 CD-ROM x4 外付FDD TrackPoint3
PC Card 16bit(Type3x1/2x2)
音源 SB Pro互換(ESS1688) USB 無 IrDA 有 Modem 無
W297xD210xH49.5 A4 2.9kg 35W/4.4W 100-240V NiMH 2.3h
価格 368K 発売 1996/04 IWS対象 OS WIN95
2625-J44 2625-W37と同時発売(96/04)のOS/2
WarpV3導入モデル
価格 368K OS以外の仕様は同一
概略
TP365E
位置的にはTP340CSEの後継となるエントリーモデルです。音源が無く
2モードである点等が中古で買う時の留意点です。またIBM仕様のテン
キーはダメで、PC/AT互換機用の物が必要になります。2GB以上のHDDに
ハイバネーション用の区画を設けると起動しなくなる点も注意が必要
です。WorkPadとの通信ソフトでも不具合があるようです。メモリーは
24MBまでしか拡張できないため、WIN95でも重たい処理には向きません。
TP365ED
固定式のCD-ROMを内蔵したFDD外付けのモデルです。TP365と違って
音源を持ち、3Mode対応のFDDです。HDDの制限等TP365Eと同等と
思われます。
○共通仕様
CPUはIBM(Cyrix)5x86-100で、結構高速でした。メモリはTP230Csと
同じ3.3V,72pin DIMMでした。他のThinkPadの72pin DIMM採用モデルは
5Vなので、互換性は基本的にありません。まれに両方で使える場合も
あります。HDDはあまり大容量のものには対応していないように思われ
ます。8GBの壁だけだとは思いますが、ハイバネーション用領域を確保
する際に注意しないと二度と起動できなくなります。詳しくは後述のコラ
ムを参照してください。
TP365E/EDともスピーカーがありますが、TP365Eは音源を搭載して
いません。音を出すにはPC CARDのサウンドカード等が必要でした。
エントリーモデルでのVGA解像度モデルもこれが最後になり、
時代はSVGAへと移行していきます。
○保守
ACアダプターは普通のThinkPad用のものが使えます。
<参考>
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Cupertino/2871/mente/ac.htm
ThinkPad資料館 TP ACアダプター照合表
http://www.aichi.to/~thinkpad/acad.html
ThinkPad Love ACアダプター
TP365EDの外付けFDDはTP365XDと同じものです。他の主なThinkPadと
互換性が無いので注意してください。
TP365XDの外付けFDDは他のThinkPadとコネクタの
サイズが違います。最悪IBMに取り寄せを依頼するしか手がないかもしれません。
パーツ番号等は後述の保守マニュアルを参照してください。
<参考>
http://www.aichi.to/~thinkpad/fdd/
ThinkPad
Love FDDについて
バッテリー
もし新品を入手できたとしても結構高価です。下手をするとジャンク本体より
高いかもしれません。
日本語版のオンラインで提供されているHMM(保守マニュアル)はありません。
以下は英語版の資料です。
HMM Volume 3
TP365, 380, 385, 560, 760
and SelectaDock III (March
1999) (英語版)
tpvol3.pdf 7,235,531bytes 09-10-99
ftp://ftp.pc.ibm.com/pub/pccbbs/mobiles/tpvol3.pdf
オンライン以外の日本語のHMMは
InfoCreate(有償)で下記のものがあります。
SA88-5717-00 ThinkPad 365 ユーザーズ・ガイド
HMM(保守マニュアル)はありません。
Web製品カタログ
TP365E http://www.ibm.co.jp/pc/thinkpad/tp36564/tp36564a.html 96/04
http://www.aichi.to/~thinkpad/catalog/tp365e/ 96/04
TP365ED
http://www.aichi.to/~thinkpad/catalog/tp365ed/ 96/04
ThinkPad Love
http://www.aichi.to/~thinkpad/tp365ed/
私のThinkPadずかん
http://www.mars.dti.ne.jp/~ayase/tp/tp365e.htm
http://www.mars.dti.ne.jp/~ayase/tp/tp365ed.htm
http://www.mars.dti.ne.jp/~ayase/tp/tp365ed_w9g.htm
○中古で買う場合
上位モデルのTP365X/XDに比べると癖が強く、パーツの独自性が
多いモデルです。珍品好みの方ならともかく、初心者には荷が重い
モデルだと思います。メモリも入手性が悪そうです。WorkPadとの
通信がうまくできない話をNIFTYで見た覚えがあります。
All about ThinkPad 1991-1998に書いた準備原稿の抜粋
既に入手難のAll
about
ThinkPadですが、私の担当した個所に
ついて引用します。HDDの中の準備稿からですので、実際に
掲載された内容とは違う場合もあります。また、内容も当時の
ままですので、リンク先や内容が現時点とは違っている可能性
があります。悪しからず。 (2002/01/01)
SUB:365Eリライト原稿V2
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ThinkPad 365E/ED (2625-J24/W36/J44/W37)
ThinkPad 365E/EDは、1996年4月にThinkPad365X/XDとともに発表されました。ThinkPad
3
65E/EDがローエンド、ThinkPad 365X/XDがミッドレンジという位置付けでした。ThinkPad
365
EDはCD-ROM内蔵モデルでした。またThinkPad 365EとはFDDの対応モード、サウンドの有無等で
仕様で差が付いていました。
ThinkPad 365E/EDは20万円前後の価格で量販店に出回りましたが、1996年10月のThinkPad
365X/XDのモデルチェンジ時に姿を消しました。実質的な販売期間は半年程度でした。ThinkPa
d 365X/XDの実売価格が20万円前後まで下がったため、ローエンドマシンとしての存在意義が
薄れてしまったのかもしれません。
Table ThinKPad 365E/ED(下側がEDのスペック) *略
○Cyrix 5x86C-100
日本アイ・ビー・エムは、Intel社以外のCPUを搭載することに対し柔軟に対応してきました。
古くは自社開発のIBM486SLC系のもの、最近では1996年2月にThinkPad 530CSにAMD
社のAm5x86 P75というCPUを搭載して話題になりました。このThinkPad 365E/EDの場合は
CPUにCyrix 5x86C-100を搭載していました。Cyrix 5x86という製品は、「M1sc」という開発
コード名で知られ、486ソケット互換のパッケージの中にPentiumに代表される第5世代の
CPUが持つ機能と16KBのライトバックキャッシュを組み込んだものでした。
ThinkPad 365E/EDに搭載された5x86CというCPUは、ノートパソコン用にパッケージの
小型化と省電力化がはかられた製品だといわれています。ThinkPad 365E/EDの中を
のぞくと大きなヒートシンク(放熱板)をつけたCPUを見つけることができるでしょう。
5x86Cが他のCPUと比べてどの程度速いのかを、DOS環境でCPU速度を測るベンチ
マークソフト(3DBENCH)を使って測ってみました。マシンごとに使われているビデオ
チップやハードディスクの性能が違いますので一概に評価することはできませんが、
参考程度にはなると思われます。
Table ベンチマークテスト
Model CPU 3DBENCH
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ThinkPad 360Cs 486SX-33 25.0
ThinkPad 370C DX4-75 41.6
ThinkPad 360Cs改 Am5x86-P75 52.6
ThinkPad 365ED 5x86C-100 58.8
ThinkPad 755CX-S P5-75 62.5
*:ThinkPad 755CXにはL2キャッシュがあるので、その分だけ速くなります。
結果は上記のようになりました。ThinkPad 365EDの5x86C 100は、ThinkPad 755CX-S
のPentium(P5) 75MHz並の速度を出しているように思えます。ThinkPad 360Cs改造
モデル(筆者が換装業者でCPUの換装を行ったマシン)のAm5x86 P75はクロック33MHz
の4倍速で動いていますので、5x86C 100が3倍速でAm5x86 P75を凌ぐ性能を発揮して
いるのは、やはり、専用設計の強みのように感じられます。ちなみにNorton Utilitiesの
システム情報では、486CPUで「クロック89.36 MHz」と表示されました。
○メモリ
メモリは標準で8MBを搭載し、16MB DIMMの増設で最大24MBまでの拡張が可能です。
ThinkPad 365E/EDのマニュアルを見ると、増設できるメモリは「SO-DIMM、70ns、72ピン」と
記載されており、型番から判断するとThinkPad 365E/ED専用のものが必要でした。ただし、
筆者が試してみたかぎりではThinkPad 230CsやDELL Latitudeで使える72ピン、3.3Vの
16MB DIMMも使えました(もちろん、これらのDIMMを自分のマシンに取り付ける場合は
自分で自分の行為に責任が持てる人だけが行ってください)。サードパーティ製品で
ThinkPad 230Csと同じ型番での動作保証をしているメーカーもあります。
○BIOS
ThinkPad 365E/EDは、CPUだけでなく、他の部分も従来のマシンとは違っていました。
BIOSはPhoenix Technology社製のもので、呼び出し方は[Ctrl]+[Alt]+[F11]でした。
Windows95の場合は、MS-DOSモードでの再起動時、あるいはDOSプロンプトから
呼び出すことができました。
IBMがThinkPad 365E/EDに自社のBIOSではなくPhoenix社製のBIOSを使ったことに
ついては推測の域を出ませんが、Cyrix 5x86に対応したBIOSを自社開発することで
生じる時間とコストを削るためだったのかもしれません。BIOSがIBM製でなくても、
IBM DOS 5.02/V付属のBASIC.EXEは動いたことを報告しておきます。
ディスプレイを閉じてサスペンドになった状態から復帰した後、マウスの動きが変に
なり、再起動しないと直らないという問題、外付けのMIDIデバイス使用時の問題が
BIOSのUPGRADEで解決されます。
BIOSのアップグレード版はパソコン通信などで配布されていました。NIFTY SERVEで
いえば、<未来電子環境研究所> FIBMFEELというフォーラムのDL7:日本IBM製品
情報ライブラリにある#359 TP365SP .LZH TP365 E/ED システム・プログラム です。
○外付けキーボードと数値キーパッド
ThinkPad 365E/EDのシステムガイドを見ると、ThinkPadシリーズの中では珍しく外付け
キーボードと数値キーパッド(テンキー)を使用できないことが明記されていました。ただし
外付けのテンキーにはサードパーティ製のPC/AT互換機用(非IBM用)として売られて
いるものが使えました。
また、別売のキーボード/マウス・コネクター(PS/55note)(ID#07G3793)を使えば普通
のThinkPadと同じように非IBM用の外付けテンキーとPS/2マウスを同時に使うことが
できました。このキーボード/マウス・コネクターは、キーボードを挿すコネクタとマウスを
挿すコネクタが決まっていて、間違えて挿すとキーボードエラーが表示されるようになっ
ていました。ちなみに、このキーボード/マウス・コネクター経由でデスクトップ用のフル
キーボードとマウスを挿すとキーボードエラーが出ました。もしPC/AT互換機用のテン
キーあるいはPS/2マウスのどちらかひとつだけを使うときは、本体についているキー
ボード/マウスコネクターにそのまま挿せば動きます。
なお、ThinkPad 365E/EDのキーボードにはTrackPoint IIIが標準装備されていました。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
コラム ThinkPad 365E/EDのハードディスクの換装
ThinkPad 365E/ED用のハードディスクとしてはIBMからもアップグレード用の1.08MBデ
ィスク・パック(2625)という製品が用意されています。しかし、IBMの保証付きとはいえ、
定価で158,000円もするものです。マニュアルを参考にしながらディスク・パックを取り出す
ことができる人なら、PC/AT互換機用パーツをそろえたショップで入手できる12.7mm厚の
2.5インチのベアドライブを使って安価に換装することも可能です。ただし、17mm厚のハード
ディスクの場合は、スペース的な問題で装着するのは難しいかもしれません。
なお、ディスク・パックといっても、ベアドライブをカバーで覆ってネジで固定しているだけ
なので、換装作業自体は簡単です。ネジを外してハードディスクを取り出し、新しいハード
ディスクを前後・上下の向きを間違えずにセットしてネジで固定するだけです。このとき、
新しいハードディスクのジャンパをMaster(通常デフォルト)にセットしておけば特に問題は
ありません。
ただしディスク・パックのカバーの穴は最近のHDDに増えてきている新規格(ネジ穴間が
76mm)が使える位置に穴は開いていません。金属製のカバーなので工作で穴を開ける
のもムリです。このようなHDD(例えばIBM DTNA-22160など)を買った場合はネジでの
固定はしないか、両面テープなどを使ってください。
ハードディスクの換装作業をする前には、必ず「IBMツール」の中の「ディス
ケットファクトリー」でThinkPadユーティリティのバックアップをとっておいてください。
特にハイバネーションに使う領域を作成するPHDISK.EXEというファイルは大事です。
IBMのユーティリティは比較的パソコン通信等で公開されていますが、このファイルは
登録されていません。
ThinKPad 365E/EDは、他のThinkPadとは違って非DOS区画にハイバネーション用領域
を作る必要があります。ハードディスク換装後にFDISKのようなユーティリティで区画を作
成するときは、デフォルトで示される、そのOSに最大領域を割り当てる選択肢は選ばずに
必ずハイバネーション用の領域を別に確保するようにしてください。ハイバネーション領域
を作成するときは、ThinkPad 365E/EDの搭載メモリが最大24MBなので、これに2MBを
加えた26MB程度の数字を引いた値で区画を作成し、アクティブ領域に設定しておいて
ください。OSインストール後、DOSまたはDOSモードで起動し、先ほどバックアップして
おいたPHDISK.EXEを実行してください。これでハイバネーション用区画が作成されれば
終了です。この区画はDOSの拡張区画とは違うものでFDISKでは非DOS区画として
認識されます。
○注意!! 2.1GBではPHDISKは危険!
PHDISK関連の補足ですが、2.1GBのような大容量のHDDでPHDISKを用いて
ハイバネーション用の区画を作ってしまうと次から起動できなくなります。これは
IBM DTNA-22160、東芝MK2103MAVで確認しました。FDDからの起動やBIOS
の呼び出し(Ctrl+Alt+F11)もできません。メモリカウントの後で止まってしまいます。
HDDを従来のものにしてBIOSを呼び出しHDDのタイプをAUTO-1からUSER設定
のものにしても効果ありません。BIOSが大容量HDDではうまくハイバネーション用
区画を見つけられないで止まっている気がします。
筆者が見つけた解決策は2.5' E-IDEのHDDをサポートする他のThinkPadに装着
してWindows95などの起動ディスクで立ち上げ、FDISKで非DOS区画を削除する
というものです。ハイバネーション用の区画を削除してからThinkPad 365E/EDに
装着すると何事も無かったようにすんなり起動します。筆者は複数のマシンが
手元にあったのでこの方法を見つけましたが、1台きりしかマシンが無い場合は
HDDを買ったお店やIBM OC DOCK、あるいはノートパソコンを持つ知り合いに頼
むしか今のところ手がないようです。筆者の体験ではIBM DMCA-21440(1.4GB)
や東芝MK1926FCV(810MB)ではPHDISKによる問題はありませんでした。
この非DOS区画を削除したまま運用する事による問題点は、起動時に「区画が
壊れているのでPHDISKで区画を作りなさい」という意味の英文のメッセージが
表示されるという事と、ハイバネーションが使えなくなるという点です。大容量
HDDの装着を計画している方は、HDDの容量を1.4GB程度で我慢してハイバ
ネーションを使うか、2.1GB等にしてハイバネーションは絶対に使わないように
するかを、HDDを購入する前に決めておいた方がいいでしょう。
○ビデオ
ThinkPad 365E/EDは、ビデオチップとしてThinkPad 701C/CSと同じChips &
Technology
社のC&T65545をVESAローカルバス経由で搭載していました。ビデオのドライバは、DOS/
Windows J3.1からアップグレードした場合でもWindows95標準のものを使用することができました。
○2モードFDD
ThinkPad 365Eは、久々登場の2モードディスケット・ドライブでした。IBMのパンフレ
ットの一部(「Thinkad総合カタログ 96-6月版」G588-0835-00)には「3モード対応」と
書かれていましたが、これは誤植です。ちなみに、ThinkPad 365EDは3モード対応ディス
ケット・ドライブでした。
○内蔵CD-ROM
ThinkPad 365EDは、これまでのThinkPad 300シリーズにディスケット・ドライブが
取り付けられていた場所に4倍速のCD-ROMドライブ(TEAC CD-44E)が内蔵されて
いました。そのため、ディスケット・ドライブはケーブルを介した外付けのものでした。
パソコン通信のNIFTY SERVEでいえば、<未来電子環境研究所> FIBMFEELという
フォーラムのDL7:日本IBM製品情報ライブラリにある
#439 HXC102 .EXE TP CD-ROM(DOS/Win3.1) V2.03
の動作対象機種にThinkPad 365EDはありませんが、筆者が試したところMS-DOS
での動作を確認しました。
○赤外線通信
ThinkPad 365E/EDでは赤外線通信(IrDA)がサポートされ、ThinkPad同士なら最高
115Kbpsでの通信が可能でした。OS/2 WarpモデルをWindows95化した場合は
UPGRADE版のWindows95では赤外線通信用ドライバがありません。このような時は
URL:http://www.pc.ibm.com/をチェックしてir36b120.exeというファイルをダウンロード
してください。
○オーディオ
オーディオ機能はThinkPad 365EDだけに標準です。ESS ES1688というSond Blaster
PRO互換の音源を搭載していました。ThinkPad 365EDではモデムカードで通信した
後にサウンドが同じ語を繰り返す(例えば「ありがとうございました」が「ご、ご、ご」の
ままになるという状態です)障害が幾つかパソコン通信で報告されました。これは
いったんWindows95のコントロールパネルのデバイスマネージャーからモデムカードを
削除し、次にMS-DOSモードで再起動してBIOSを呼び出してCOM1を無効にする、
Windows95を再起動してモデムカードを再度認識させる、という手順で直ります。
オーディオデバイスドライバはパソコン通信などで配布されていました。NIFTY
SERVEで
いえば、<未来電子環境研究所> FIBMFEELというフォーラムのDL7:日本IBM製品情報
ライブラリにある #360 TP365AU .LZH TP365E/Dオーディオ・ドライバ WIN95 です。
○国際保証
PCハードウェア国際保証対象製品(1年)でした。