PC回顧録(PS/55 5530T/V)

不定期コラム Vol.f90
2003/11/16作成

倉庫の片付けの際に地震に備えて保管していた古いPS/55という
パソコンを捨てることにしました。今でも通信用途に使われては
いますが、Windows3.1の時代のマシンでもありますので、もう十分
でしょう。近日中にスクラップ業者が回収に来るのでその前に
FinePix2500Zで撮ったものです。暗かったのでブレブレです。
S602でやれば良かったですね。ま、そんなに力を入れるものでも
ないので。かつて覗いていたNIFTY FIBMJ MES(4)を思い出しました。
今は亡きMCAに合掌。
【関連サイト】
PS-55, Japanese PS-2
http://www.asahi-net.or.jp/%7Efa8t-sngw/

【関連スレッド】
ここだけ時代が10年間ずれているスレ その2
http://bubble.2ch.net/test/read.cgi/i4004/1023563797/l50




(左)13"CRTの5530V28
家庭向けのPS/55Z 5503Uの愛称は「鉄仮面」
(右)12"CRTの5530T
家庭用のPS/55Z 5530Z SXと同じ筐体ですが
5530Tは拡張バスが32bit対応となっています

(左)5530Tと(右)5530V

カバーを取り外したもの

正面のラベル。南無南無...

当時はリコーがOEMで出していました。

どちらもコインで開ける事ができました。
側面取り忘れ。追加できるかな

VRAMを拡張して内蔵HDDは取り外してあります

標準のESDIのHDDの代わりに、MCAバスに
キングストン製HDDカードを装着していました。

HDDはESDIという規格でした。
標準の内蔵HDDは3.5"サイズで30/60MBした


KingstonのDATA CARD搭載HDDは209MBでした

思いっきりぶれてますが、右がIBM486SLC2、左が387SX
です。IBM486SLC2のコンパクトさが目立ちます。

下のが387DXで、98-xxxxと記載されます。
ジャンクで買ったので98のパーツだったのかも
5530V28のCPUはIBM486SLC2-20/40でした。
5530TはUGTの386用UpgradeKitでIBM BL3-20/60が
搭載されていました。ベンチマークは当時のNIFTY
のログにあるはずですがどうだったjか。


ブルーライトニングについては前述のサイトの下記ページを参考に。
あの頃は燃えたなぁ (遠い眼)
386 Processor Upgrade
http://www.asahi-net.or.jp/~fa8t-sngw/Interposer/386_upgrade.html


増設SIMMは取り外し済みでした。8MBでは
PC/AT用72pin(パリティ付)が流用可能でした。

SIMMの着脱の際にスピーカーを取り外す
必要がありました。

当時は機種専用SIMMの時代でした。
 
DBCD DISPLAY ADAPTER/J 
5530Tのディスプレイアダプターカード(DA)に
ついては前述の参考サイトが詳しいです。
当時はビデオ回路はシステムボードに作りつけで
交換するなんて考えのなかったPC98全盛の時代でした。

PS/55で延々と使われてきたJDOSは
24ドットの綺麗な緑の文字が目に優しいOSでした。

5530Vは外部16bitのCPUを搭載していたので、MCA
スロットも16bit用です。

5530Tは32bitBUS用のスロットを持っていました。

一番上がビデオカードでDA-Jとはタイプが違います

ビデオ用のスロットは微妙に他のカードスロットと
ずらしてあって、誤装着できないようになっていました。

画像記憶拡張kit(VRAM)です。512K→1MBとなりました。
他の機種では1MB搭載でしたので、カード長を抑えるため
コストダウンも兼ねて標準では512Kとなっていたようです。
特殊な端末用途や画像処理用以外は不要でしたから。
FDDはPS/55シリーズを通じて電源ケーブルのない
専用のものが使用されました。


5521Yと5551L、DA-JとDA-J(NI)の違いなんてのを計画していますが
撮影する前にスクラップ行きというケースもあり得ます。まさに師走
ですね。急がなくては。ThinkPad資料館のコラムも暇見て復活させる
つもりですが、年度一杯かかりそうです。やれやれ。





  先頭  一つ前  コラムIndex  一つ後  トップページ