TP220
2000/04/14更新
【更新情報】参考になるWEBサイト追加
ここでの項目
仕様 概略 CPU MEMORY HDD VIDEO AUDIO
PC Card(PCMCIA) 入力デバイス Utility BIOS
Spesial Model OS ACアダプター・バッテリー・その他のオプション
中古として買う時の注意 IBMの製品ライブラリー
参考になるWEBサイト
仕様
220 2432-SJ8 386SL-16 2- 6(10) 0.08 - 7.7"MONO 1.0 A5 DOS
220 2432-SJ8 CPU 386SL-16 L2 -
RAM 2- 6MB (Max10MB) 空1 専用SIMM
VIDEO 7.7"CFLバックライト付STN半透過型
MONO VRAM 256KB
HDD 80MB 固定式(非E-IDE) 外付FDD TrackBall
PC Card 16bit(Type2x1)
音源 - USB - IrDA - Modem -
W226xD166xH32 A5File 1.0kg 12W 100V
乾(opNiCd)8h(op7h)
価格 248K 発売 1993/05 OS IBM
DOS5/V
*IBMマルチステーション5550発売10周年記念モデル
概略
サブノートのジャンルを開拓した記念碑的なマシンです。
単3乾電池x6で駆動するというのも画期的でした。
中古での入手の場合、機種専用メモリーの入手性、E-IDE未対応を
考えると本格的に使うのは大変だと思われます。インターネットでは
Linux等で使用している情報はありますので、それなりに情報を収集
できれば、それはそれで面白いマシンかもしれません。
CPU
Intelの386SLというCPUです。386SXよりノート向けに省電力
機能が優れたCPUですが、386SXと違ってIBM486SLC等への
改造はできません。数値演算プロセッサは搭載できません。
MEMORY
機種専用のSIMMによる拡張になります。増設メモリは純正では
4MB、サードパーティ製品では8MBのものがありました。現在でも
入手できるかは不明ですが、少なくとも純正パーツは取り扱い
終了のようです。
HDD
HDDは80MBのものでした。中を見たことはありませんが、
あの当時の話なので12.5〜17mmの厚さのもののはずです。
固定式なので換装する場合はPCを分解しないといけません。
ただしE-IDEには対応していないので、換装する場合は
500MB以下のHDDを中古等で探すか、特殊なBIOSだまし
ツールを使うといった策が必要です。
詳しくはHDD換装レポートを参照してください。
VIDEO
7.7"STN MONO液晶ディスプレイでした。VRAMは256KB
ですので、外部ディスプレイに繋いでも640x480x16色と
いうVGAそのものになります。ビデオチップに関する情報
は特にありません。
AUDIO
音源は未搭載です。
PC Card(PCMCIA)
Type2x1のPC Cardスロットがあります。通常とは上下さかさま
(裏返して)装着します。XJACKと呼ばれたモデムカードがベスト
セラーになったのもこのマシンの頃です。なおXJACKを出して
いたメーカーはその後3COMに買収されています。
Type3のPC Cardはタイプ・アダプターと呼ばれるものを使えば
外付け的に使用できたかもしれませんが古い話なので詳細は
不明です。インターネットに散在するTP220関連のホームページ
をチェックしてみるのもいいかもしれません。
入力デバイス
当時はまだFnキーはありませんでした。
ポインティングデバイスとしてTrackBallが搭載されていました。
ユーテリティ
国内モデルということもあり、米IBMのFTPサイトにも何も
ありません。日本IBMに関しても同様です。
(参考)
http://www.ibm.co.jp/pccsvc/thinkpad.html
PCハードウェア製品の修正及びサポート・プログラム
ThinkPad用プログラム・リスト
BIOS
BIOS UPDATEは特にはありません。1993年という発売時期
からしてBIOS UPDATEには対応していないと思われます。
Special Model
特に設定はされていません。当初5550発売十周年記念という
事で、TP220自体が5550台限定のスペシャル品でした。
5550というのは日本IBMが1983年に発売したCPUが8086の
当時としては驚異的な1024x768の24ドット表示を実現していた
一台三役(PC,WP,端末)のマシンです。これの後継が1987年
からのPS/55になります。限定品だったのか今からではちょっと
判らないのですが、IBMマークの入った海苔巻きケースと俗称
される今で言うボディスーツのようなものも存在しました。
TP220ソフトカバー ID#66G8229 \9,000
OS
標準はIBM DOS5.0/Vですし、基本的にはDOSマシンです。
標準のHDDの容量ではWIN31でも厳しい面がありました。
メモリも最大で10MBと言うことから、使えるOSはかなり限定
されてしまいます。最近ではLinuxユーザーが結構いるようです。
ACアダプター・バッテリー・その他のオプション
ACアダプター
標準装備は機種専用の12Wのもので、Plug形状は丸型のピン無しです。
営業活動終了とのことで現在メーカーからは入手不可能なようです。
ID#66G2346 FRU P/N66G2291
(参考)
IBMのAC Adapterに関する公式ガイド
http://www.ibm.co.jp/pc/option/optac89/optac89a.html
私の作成したAC関係の資料
バッテリー
基本的には乾電池駆動です。単3乾電池x6で動作しました。
当時どのメーカーが一番長持ちするか等も話題になりました。
NiCdバッテリーはIBMではなくてRIOS SYSTEMから発売されて
いました。
ID#66G2349 乾電池ホルダー(2432-S) (単3×6本)
\3,400
ID#66G3912 (RIOS SYSTEM)Ni-Cdバッテリーチャージャーキット \14,800
ID#66G3950 同 Ni-Cdバッテリーパック \10,000
ID#66G3951 同 急速充電器
\14,800
その他のオプション
TP220 外部ディスケット・ドライブ(2432-S)
66G2347 \30,000
FDDは標準で装備されています。
ケーブルと一体で運用するのであれば、他のサブノートや
TP560といったモデルのものでも使えるようです。
中古として買う時の注意
NiCdバッテリーの寿命はよく知りませんが、既に6年以上も前の
モデルです。E-IDEに未対応でメモリーも専用品が必要ということ
から、珍しいものを、という方以外には向かないかもしれません。
ACアダプターが専用というのもマイナス材料です。
ユーザーガイドや保守マニュアルについては次の項を参照して
ください。
IBMの製品ライブラリー
IBMのホームページで検索できるTP220の資料はありません。
(参考)
WEB製品カタログ(bato作成)
なお、IBMのマニュアル類の販売を行っているInfoCreate
http://shop.infocreate.co.jp/shop/i-framemanu.htmlで
SY88-3019-00 ThinkPad 2432S 保守マニュアル
その他ユーザーズガイド等の入手が可能なようです。
詳しくはInfoCreateの項
参考になるWEBサイト
個人のホームページで色々な情報が入手できます。
カタログや実物の写真
私の ThinkPad コレクション
http://www.mars.dti.ne.jp/~ayase/tp/tp220.htm
PONTAさんのThink Pad Love
http://www.aichi.to/~thinkpad/catalog/
http://www.aichi.to/~thinkpad/tp220/index.html
HDD換装
Shishamo's TP220 ROOM
http://www2.osk.3web.ne.jp/~shishamo/tp220.html
ThinkPad 220は快調だ!
http://www2.netwave.or.jp/~k-ohira/tp220/tp220.htm
DOSでのインターネット、WebBoy他
HSS70's web site, home of my favorite, ThinkPad.
WebBoy on ThinkPad 220
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley/1968/wbon220.html
ThinkPad 220は快調だ!
http://www2.netwave.or.jp/~k-ohira/tp220/tp220.htm