TP600/E/X

2000/11/25作成

ウルトラスリムなボディで大ヒットしたTP560シリーズを発展させてCD-ROMを
内蔵させたスリムノートです。PentiumII-233MHzのTP600に始まり、ビデオチ
ップをAGPとしたTP600E,PC100対応メモリを採用したPentiumIII搭載の最終
型TP600Xの各モデルがあります。秀逸なキーボードや豊富なUltraBay用拡張
オプション、バッテリーは共通です。使いまわしで問題になるのはメモリだけの
ようです。

   TP600シリーズの詳細は ここ (600Xは未整備)

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 上からTP600,600E,下が600Xです。



左からTP600/E/Xです。

 

 

上からTP600X,600E,600です。ドライバはカバーをめくっているだけです。
上が正面、左側面の図です。下が背面、右側面です。FDDコネクタは
右側面にあります。

 



上がTP600/600E、下が600XのKBです。同じパーツNOかどうかは確認
していませんが、デザイン、レイアウトは同一のようです。



TP600の底面です。上からディスクパック、バッテリー、DIMMスロットです。

 

DIMMスロットカバーを閉める時は右側の図の位置の爪に注意してください。

 

TP600Eの底部です。右はディスクパックを取り出したところです。

  

TP600Xです。MSのOS添付の仕方が変わったため、IDを記載したシールが
DIMMカバーに貼られています。TP600XではモデムのチップがTP600/Eの
Mwave由来のものからLucentに変更されたためか底面に移動しています。
あおりを食ったのか、DIMMスロットも従来2列あったのが、中央から両側に
装着する形に変更されています。容積的にも狭くなっているようで、従来より
スペース的な問題で背の高いDIMMへの許容度が下がっています。大容量
の256MB DIMMでは背の高いものもありますので、実機を持ちこんで確認
する、あるいは動作確認がメーカーでされているか、とか、ThinkPad Club
のFAQの調査等の対応をしないとリスク度は高いかもしれません。


以下はUltraBayの拡張オプション機器についてです。

 



CD-ROMドライブです。円の個所のネジを外して枠を市販のスリムCD-RW,
DVD-ROM等に張り替えて装着することも可能です。

 

ばらしてみたところです。左側の図の真中左にある短冊状のアルミの
パーツに注意してください。ポロッと外れ易いです。

 

左が標準状態、右がFDDを内蔵しているところです。正面からアクセスできる
FDDはTP365X/XD以来となり、FDDを未だに多用する私の会社では省スペー
スという点で、下側の図が標準になっています。



FDDは右側のカバーに内蔵できます。ものによっては着脱用の
レバー(裏面にあります)が固い場合もあります。FDD自体は他の
サブノート(TP530CS,560X等(TP235を除く))のものが使いまわし
可能です。

 

 

セカンドディスクアダプターです。2nd IDEコントローラーにMasterで接続するため
HDDはジャンパの設定をせずそのまま装着可能です。厚さ的には17mmのものは
ダメです。

上左はパッケージです。上右の下側のストッパーを折り曲げてHDDを装着します。
HDDは図のようにカバーを装着した状態でも、裸のHDDの状態でも装着可能です。
下左がHDDを装着したところ、下左がHDDを取り出すためにコネクタ側からHDDを
押し下げているところです。ドライブの複製、バックアップ等に重宝します。

  

  

上からFDD、2ndディスクアダプター、CD-ROM、DVDドライブです。

 



 

日本ではあまり一般的ではありませんが、ZIP100MB ドライブです。



ACアダプターはTP600E(2645-55Jを除く)からはスリム56Wタイプ(右側)に
変更されています。ピンは丸型2ピンです。保証しませんが、過去のモデル
の35Wのもの、最新の72Wのものでも私のところでは動作しています。
56Wのものは発熱が多いので、長時間肉体に触れていると低温火傷になる
事がありますので注意してください(72Wの方が発熱は少ないです)。

中古として買う場合
キーボードの良さは惚れ惚れします。これはどのモデルでも同じでしょう。
初期のTP600(41J/51J)ではパームレストの塗装が剥げやすい事が多い
ようです。その後改善されたようですが、汗と反応するということで、使う方
や環境によっては他のモデルでも剥げる事があるようです。IBMでは無償
対応をしているとの情報もありますので、気になる場合はIBMに問い合わ
せをしてください。TP600/Eではバッテリーが寿命となるケースが増えて
います。初期のTP600で10GBクラスのHDDを使うにはBIOS UPDATEが
必要になる場合がありますが、バッテリーが消耗しているとBIOS UPDATE
ができませんので注意してください。バッテリーは店頭に在庫がある時と
品薄の場合があります。また高価なもので定価販売が中心です。

TP600/EとTP600Xとはメモリが違うので注意してください。SDRAMですが
PC100対応か否かで違います。HDDはディスクパックの中身を交換する事
でパワーアップが可能です。色々なシチュエーションで便利な2ndディスク
アダプターもできれば品物が無くなる前の入手をお勧めします。ThinkPad
の新しいモデルでは拡張ベイの規格が変わったためにUltraBayは過去の
ものとなりつつあります。

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