2000/11/11作成
IBMとキヤノンが共同で開発したマイクロバブルジェットプリンターを内蔵
したユニークなTP550BJの後継モデルでした。ディスプレイもカラーとなっ
ていますが、基本的なデザインは同一です。本体内部に用紙を搬送する
機構があるため、ケースは画面サイズの割には大型です。
TP555BJの詳細は ここ
全景です。印刷するときはキーボードの下から用紙が
背部に抜けるような形になります。
キーボードを上げたところです。
拡大図です。
キーボードです。
左側面です。PC CARDスロットです。TypeIIIにも対応しています。
背面です。電源スイッチは背面上部にあります。
右側面です。FDDです。
ペーパーのハンドリングや印字に関するスイッチ部です。液晶ディス
プレイはこの部分を外して動きますので、液晶ディスプレイが上がっ
ている場合では、液晶ディスプレイの手前にこの部分があります。
上からみたところです。手前左にはCANONのロゴが右側のIBMの
ロゴと並んで表示されています。共同開発品の所以ですね。
ペーパーハンドリングやインクの操作に関するインジケーターやLED、
スイッチ等が並んでいます。キーボードの左上にあるのがインクジェット
プリンターのヘッドがある部分です。
インクジェットプリンター部のカバーを外したところです。
底面です。左に出ているのがTP330と共通のディスクパックです。
その上にあるのはカバーとネジです。上左はメモリソケット部のカバ
ー、上右はバッテリの形をしたダミーです。
機種専用の8MB SIMMです。CPUが16MBまでしか管理できない
タイプなので公式には標準4MB+増設8MBの12MBが最大のメモリ
搭載量です。非公式には16MBまでの認識を確認している例があり
ます。
メモリソケット部のクローズアップです。左に有るのは数値演算プロセッサ
(コプロ)ソケットに装着された387SX互換品です。
中古として買う場合
本体の定価は非常に高いモデルでした。しかし今はプリンターも低価格ですし
高性能になっています。あえてこのモデルを買う必要もないでしょう。HDDもE-
IDEに対応していませんし、SIMMも汎用が使えるかどうか微妙です。私のところ
では2台導入しT両方ともディスプレイに表示できなくなりました。あまり視認性
が良くないDSTN液晶ディスプレイでもあり、コンセプトのユニークさは認めます
が、あえて中古で購入するほどではないと思います。ACアダプターのコネクタ
部も台形4pinという現在の主流のタイプではありません。TP760用のものが
流用可能です。なおバッテリーはオプションとなっています。