2000/11/04作成
Mobile Tritonを搭載した新しい世代のPentiumノートとして
登場したマシンです。SVGAディスプレイ、音源標準搭載等、
今までのビジネス機の常識を打ち破る画期的なマシンでした。
CPU、ディスプレイによって色々なモデルが存在しました。
TP365XDはCD-ROMを内蔵する固定式FDD(外付け)モデルで
す。 TP365Xの詳細は ここ
TP365Xの画像です。ジャストA4最後のモデルとなってしまいま
した。初期のモデルはディスプレイが10.4"SVGAでフォントが小
さいきらいがあったのですが、末期にかけて11.3"のモデルも登
場しています。
上左:11.3"TFT BJ9 上右:11.3"DSTN 2J9
下左:10.4"DSTN 6J7 下右:10.4#TFT 3J9
のディスプレイ部です。
TP365XとXDの比較写真です。まずは正面の比較です。上がTP
365XD、下がTP365Xです。TP365XDは正面にCD-ROMを持って
います。
左側面です。特に差異は無いようです。
背面です。FDDコネクタはどちらにもあります。左からKB/Mouse
CRT、RS-232C、パラレル、FDDです。外付けFDDを装着すると
TP365XはB:、TP365XDはA:になります。
右側面です。PC CARDスロットです。蓋は折りたたんで下に引っ
込んでいるようです。
キーボードを開けているところです。今回はデジカメを押す
ために片手でしていますが、本来両サイドのノッチを同時に
動かしてキーボードを固定しているフックを外します。
キーボードを上げたところです。メモリーの増設やHDDの換装
のためには、水色の円の中のネジを外さないといけません。
下2は中ぐらい、上は先の小さなマイナスドライバーが必要です。
ThinkPadの絵の書かれているカバーの下の左側がFDD、真中
がHDD、右側がバッテリーです。
この絵が書かれているのは春に出た最初のモデルが秋に代替
わりしてからで、今回のモデル 2J9はそれに相当します。
同様の角度で最初のモデル、6J7の図です。カバーには
絵は書かれていません。
メモリとHDDの換装のために、まずバッテリーを外します。
3つのネジを外すと、カバーをめくることが可能になります。真中の
HDDの奥がDIMMソケットです。144pin EDO SO-DIMMが装着され
ています。TP365X/XDは最新BIOSならば64MB DIMMが装着でき
ますので、メーカー保証外ですが、72MBまでのメモリ増設が可能
です。メーカーの公式発表は標準8MB+32MB=40MBです。
カバーをめくって、DIMMを外そうとしているところです。装着
も同様に行います。
DIMMソケットのクローズアップです。
TP365XDはCD-ROMを内蔵しています。そのCD-RO
MがHDDの上にまでかぶさっています。そのためHDD
を換装するにはCD-ROMを外す必要があります。
カバーをめくった状態です。CD-ROMの奥の方に
固定用のネジがありますので、それを外してCD-R
OMを取り外さないといけません。
CD-ROMの無いTP365Xでの同じアングルです。
この後、FDDとACアダプターの画像を収録する予定です。
特にFDDは他のサブノートとコネクタ部が違いますので、注意が
必要です。
中古として買う場合
メモリー搭載量によって、Windows95でもWindows98でもストレス
無しに動作させる事ができます。問題はEDO DIMMの128MBの
ものが高価な上に入手が絶望的な状況ということです。合理的な
感覚ではメモリは標準の32MBと合わせて96MBで使うしか無いで
しょう。96MBではアプリケーションにとってはWindows98では厳し
いことがあります。私の会社ではWindows98では128MBを必須と
規定しています。HDDの換装は容易です。ここに換装の仕方も登
録しましたので、必要に応じて参照してください。Windows98のウリ
であるUSBを使いたいのであればWindows98にするしかありません。
Windows95でのUSBの動作は信用できません。
ディスプレイがSVGAであることも、ある意味ではネックですが、13.3"
XGAよりも標準状態でのフォントは大きくなりますので、好みの問題
と言えるかもしれません。スクロールが多くなるのは仕方ありませんが。