NP-40N
2000/11/05作成
ライオスシステムが開発した真のB5ノート、チャンドラはPentium-100MHz
あたりからパワーアップしたMMX Pentium-166MHz以上を搭載したチャン
ドラIIになっていました。最終的にはTP235としてIBMにも採用されましたが
チャンドラIIの弱点のケースなどはIBMの基準に合うように改善されたと聞い
ています。
NP-40Nは最初にチャンドラを発売したIBMの特約店のNOSが第2弾として
投入したモデルで、CPUにMMX Pentium-166MHzを搭載しています。
TP235は入手していませんが、その特徴あるPC
CARDx3やパラレル
経由のFDDが同じNP-40Nを代りに収録します。
NP-40Nの全景です。右に有るのはFDDのコネクタ部です。
正面から見た図です。
左側面です。特徴的な3つのPC CARDスロットがあります。
ZVポート対応のものがどれか決まっていたりしたはずですが
詳細は未確認です。バッテリーを取り外しているので、その
部分がぽっかり開いています。その部分の隣は電源スイッチ
です。
黄色い部分がAC、隣がパラレルポート兼FDD I/Fです。パラレル
ポート専用にするか、FDDとの兼用にするかは、起動時にCtrl+A
を押すBIOSの拡張メニューで変更できます。
右側面です。KB/Mouse、RS-232C、CRT、IrDA等があります。
再び正面です。NP-1ONではFDDコネクタのあった場所に
USBのコネクタが来ています。
底部です。画像の上部左右にあるのが、バッテリー収納部の蓋です。
バッテリーは剥き出しになっています。上部中央はメモリ収納部の
蓋です。144pin EDO-DIMMが装着できます。
オプション類です。ACアダプター、FDD、バッテリー、バッテリー収納
部の蓋です。特に蓋はよく紛失するので、私はテープで固定して
いました。
【おまけ】
NP-40Nのパッケージ
未開封だったNP-40Nのパッケージです。左がマニュアル類、
右が本体です。右端の箱に一緒に入って送られてきました。
使わないうちにどんどん陳腐化したのでこのザマです。
マニュアル類の箱です。J PHONEの申込書がついているので
某スターの書類入れもあります。パラレルポート接続のFDDも
よく判るのではないのでしょうか。FDDの上がバッテリーになり
ます。FDDの横はACアダプターです。
中古として買う場合
NP-10Nは電源アダプターのPlugのサイズが違い、IBMのACアダプター
を使用できませんでいSた。NP-40Nでは使用できましたので、本体だけ
入手しても何とかなるかもしれません。FDDはIBMのサブノートと共通の
コネクタを持つNP-10Nと違い、パラレルポート経由の独自のものとなって
いました。このパーツが入手できるかが一番心配です。また、分解が面
倒と聞いています。標準で搭載しているHDDは私の会社でもカッツーン
という怪しい異音がするので、中古での程度が心配です。早々に換装が
必要になるかもしれません。NP-40Nでは日立の2GBのHDDが載ってい
たはずです。TP235のような高速なCPUならまだしも、初代NP-40NのM
MX166MHz程度だとあまり速度も速くありません。USBが普及しだしてい
る今となってはPC CARDx3の優位性も薄らいできています。その当時の
ベストであったものが、ずっとベストとは限りません。TP235を含めて貴重
なモデルではありますが、オークションで大金を投じるほどのものかは
落札する前によく考えてみてもいいでしょう。