PS/55 5521-Y1B (リファレンスディスク)
「PS/55使い」としては、肌身離さず保持しておかないと何も
できなくなるリファレンスディスクについてのページです。
まだPlug&Playという言葉が無かった頃からPS/55はオプションの
アダプターカード類の自動設定機能を持っていました。初心者が
陥るIRQやROMアドレスの調整もマシンがほぼ自動的にこなして
くれたため、PC/AT互換機に比べてセットアップがかなり簡単でした。
これらはリファレンンスディスクという専用のディスケット(フロッピー
ディスク)を使うことで可能でした。IMLモデルと呼ばれるSCSI内蔵
タイプのモデル(5551N/Y等)ではこの機能がHDDの特別な区画
(システム区画)に納められていたため、リファンレンスディスクを使
わずに設定変更ができましたが、IDEのHDDを用いたモデルでは
元通りになっていました。
06.ケース・ACコード等
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本体に付属のリファレンス・ディスケットと診断ディスケットです。
ラベルが別に一枚付属しているので、マスターを複写して、そのマシン
の環境にあった専用ディスケットを作成します。
マシンの構成に何らかの変更があると検知されると、電源投入後、
上記のような表示が出てマシンがハングします。この時にリファレ
ンスディスケットがFDDに入っていると、それを読みに行きます。
なお、前述のIMLモデルでは新しい起動用HDDを装着したのでなけ
れば、自動的に装置構成情報関係の画面が現れます。
リファレンスディスケットの起動画面です。表示の通り、
5551-L/R、5530-L、5521-Yで共用です。
通常は自動構成でお任せでおしまいです。カードが2枚以下であれば
ほぼ問題ないはずです。カードが3枚で、しかも1枚がSCSIアダプター
だったりするとROMアドレスの変更をしないとまともに使えず、結構苦労
しました。右は、変更された装置構成情報をディスケットに書きこんでい
るところです。ディスケット自体は使いまわしがききますので、各々のマ
シン毎に専用のディスケットを用意しなくて構いません。
変更が終わると上記の表示がされます。何かキーを触ると再起動されます。
変更が無い場合にリファレンスディスケットから起動することで
マシンの設定情報を見ることもできます。
2.装置の構成情報を見てみましょう。
リファレンスディスケットの中にはADFというファイルが幾つも納められて
います。情報が無いカードがある場合はオプションディスケットから複写
するよう要求してきます。
装置構成情報に変更が無い場合は情報を表示できます。
メモリーマップを見てみましょう。この機能は後期のリファレンスディス
ケットになってから実現されたもので、非常に重宝しました。
リファンレンス・ディスケットを持たずにPS/55で遊ぶことは
できません。ジャンク屋でPS/55を見かけた時はリファンレ
ンス・ディスケットの有無を必ず確認してください。もし保持
していない場合は粗大ゴミにしかなりません。
06.ケース・ACコード等
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