内容盛りだくさんというのはあったのですが、やはり価格が
3900円と高くなっちゃったのがまずかったですね。評判は
高くてもちょっと衝動買いするには値が張りますから。当時
の話で本屋側に売れないと言われて、がんばろうとT-Zone
とかに宣伝しに行ったりした話がありますが、残念ながら
読み通りというところでした。
All about ThinkPadに関してはユーザーの声もたくさん入ってい
ますが、その真髄は今まで表に出ることがなかったIBMの裏方
にスポットを当てた点だと思います。個人的にはシステムボード
の実装関係が一番好きですね。後は素材>キーボード、以下
同等といった感じです。
1991-1998以降、ABS以外の素材への移行とか、張り出しアン
テナとかピアノ地外装とか面白い話はきっと色々とあることでしょう。
後はクルーソーの断念の話とか。
改訂新版なんてやってたら、また厚さが増して価格が上がって
しまうので、やるなら1998-以降をPartIIでするしかないでしょう。
しかし日本IBMも野洲を売却しちゃったし、今後どうなるんで
しょう。海外生産のモデルも増えてますし、できればTP240の
台湾クアンタやX20の韓国LG電子あたりも取材して欲しいもの
ではあるのですが。生産委託先が表に出るのはまずいかも
しれませんけど掟破りで是非。
当時は無かったTP310シリーズでのK6系のCPUへの換装によ
る飽くことない速度への挑戦やTP600系のCPU換装なども読み
物としては面白いでしょう。DiskManagerといった話もアップデー
ト版としては必須でしょうし。
1991-1998については
リースアップ品が出回るなどで旧型マシンに今でもなじむユーザー
は生まれてきているので、それなりに需要はあるとは思います。
できれば過去のIBMがこんなに凄かったんだという意味で少量で
構わないので重版を希望します。もっともソフトバンクもかなり大変
な状態なのでやれる態勢なのか判りません。ソフトバンクの悪口
は私も書きまくり、ですし。
梅雨の頃からここのアップデートにも少しとりかかりましょう。
ちょっとはデザインとかも考えないといけませんね。フレームは
嫌いなので使う気はありませんが。
でも、まずはここの別館の放置したままのi-Series百科を直す
ところからですね。1124って聞かれてもよく判らないぐらい実態
が把握できていないので。
All about ThinkPad 1991-1998は著者割引で数冊買っていました。
実家と友人に1冊ずつ送った以外はこの建物のどこかにあるはず
なのですが、どこに行ったやら。Yahoo!オークションで高値で出て
いるらしいので、見つかれば一財産なのですが(ウソ)
先頭 一つ前 一つ後 コラムIndex トップページ